総務省が6月30日に発表した2009年5月分の「労働力調査」によると、完全失業率(季節調整値)は5.2%と前月に比べて0.2ポイント悪化した。完全失業者数は前年同月と比べ77万人(28.5%)増えて347万人に達した。7カ月連続の増加となった。
完全失業者の求職理由について、「勤め先都合」は110万人(前年同月比46万人増)、「自己都合」は101万人(同6万人増)だった。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 8割以上が「1年前よりも景気悪化」と回答――連合総研の勤労者調査
世界的な金融不況によって足元の経済は一段と冷え込んでいる。連合総研の調査によると、日本のサラリーマンの大多数が景気の先行きを不安視しているという。 - 大型倒産相次ぎ負債総額は今年最大に 帝国データバンク調査
帝国データバンクが発表した8月の企業倒産情報によると、負債総額が8150億円近くに上っていたことが明らかになった。 - 日本のGDP成長率、戦後最大の減少を記録
2009年1月〜3月期の実質GDP成長率は年率換算で15.2%減と、戦後最悪のマイナス成長となった。 - 中国ビジネス最前線:中小企業の廃業が加速する広東省
広東省には100万を超える企業が存在するが、そのほとんどが部品会社などの中小規模の企業である。世界的な経済危機のあおりを受け、生産停止や廃業が相次いでいるという。 - 景気探検:日本の景気好転、靖国神社の桜がいち早く伝えていた
まだまだ予断は許さない状況であるが、景気の底打ち感は出てきた。景気回復と桜の開花時期が密接に関係しているのをご存じだろうか。