寒さに負けそうになりますが、冬の空は澄んでいて、ついつい立ち止まって眺めてしまいます。ただ、そんなにぼーっとしてもいれられないのが12月。数々の忘年会に、クリスマスが過ぎればすぐに年末です。クリスマスの過ごし方は、決まりましたでしょうか。どなたと過ごすのかはお任せするとして、タイムアウト東京がおすすめしたいのは、“ダイヤモンド”を贈ること。
でも、物質的なものではありません。ミシュランの観光ガイドで2ツ星を得た、都心からほど近い自然豊かなスポット、高尾山に“”ダイヤモンド富士”を見に行くのは、いかがでしょうか。毎年12月の冬至前後、高尾山から眺める富士山の真上に、夕日が沈みます。太陽が最も南の位置となるこの時期限定の景色で、この瞬間をねらって、たくさんの方がカメラをかまえます。
この季節の日没は16時半頃で、太陽が富士山の山頂にさしかかるのは、16時15分前後です。15時には山頂に到着し、日が沈んでいく様子を眺められると、ゆったり時間が過ごせて良いでしょう。あまりの美しさに、どこからともなく拍手があがり、光に包まれた高尾山山頂に、不思議な一体感が生まれます。
12月20日(火)から25日(日)の6日間は、ケーブルカーの運転が18時まで延長されます。ケーブルカーを降りてから、山頂まで少し自力で登る必要がありますので、靴は歩き易いものをはいて行ってくださいね。また、冬の登山ですので、防寒対策もしっかりお願いします。ポットに温かい飲み物を用意して、山頂で温かい飲み物をいただけるのも、嬉しいですね。
タイムアウトバジェット:900円(ケーブルカーの大人往復料金1名分)
※出かける際には、高尾山割引乗車券を購入するのもおすすめです。京王井の頭線の各駅から、「高尾山口」駅までの往復乗車券と、高尾山ケーブルカーかリフトの乗車券(往復、または片道)がセットで、大人は2割引(土日祝は1割引)になります。
高尾山の名物については、こちらをチェックしてください。
著者プロフィール:タイムアウト東京 コンテンツ・ディレクター 東谷彰子
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