砂漠の砂から世界初の建設材開発 ホンダ系スタートアップ、アフリカ市場の開拓目指す
ホンダは31日、同社の新事業創出プログラム「イグニッション」で設立されたスタートアップ(新興企業)「パスアヘッド」が砂漠の砂を活用した世界初の建設材料を開発したと発表した。道路舗装やコンクリートに使う砂や砂利などの「骨材」としての用途を想定する。今後、実証実験を行い、2028年にケニアに設立予定の自社工場で量産を開始、アフリカの市場を開拓する。
同社が新たに開発したのは「ライジングサンド」。砂漠の砂は粒が細かく、河川などで採取する砂や砂利に比べ、一般的に骨材に不向きとされてきた。同社は独自の技術で、薬剤を加え、加熱・圧縮することで既存材料からつくる骨材とほぼ同様のものを開発。河川などから採取する砂や砂利に比べ、製造コストも安く、耐久性も高いという。
ホンダ出身の伊賀将之社長は「道路の舗装はアフリカだけの課題ではない」と強調。アフリカでの事業が軌道にのれば、砂漠がある中東地域や中央アジアなどへの展開も視野に入れる。
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