ニュース
トランスコスモスが都内のアウトソーシング拠点を強化
アウトソーシング業務のトータルサポートに向けて、東京・有明にあるアウトソーシングセンターを機能強化したとトランスコスモスが発表した。
トランスコスモスは9月1日、アウトソーシングサービスの強化を目的に東京・有明の企業向けビジネスプロセスアウトソーシングセンター(BPO)「BPO有明テクニカルセンター」の設備を拡張したと発表した。
BPOとは、コールセンター業務や経理業務など企業が自社の業務処理の一部を外部業者にアウトソーシングすることを指す。これまで同センターでは、企業向けアプリケーションの保守や検証サービスなど一部のBPOサービスを提供していたが、市場ニーズの高まりを受けて、ITマネジメントや受発注業務なども含めた全体的なビジネスサポートを提供できるように機能強化した。具体的には、コールセンターの席数の増加、人員配置の変更、セキュリティインフラの増強などを行った。
また、サービスを提供するだけでなく、製品やシステムの開発、品質保証、評価検証などさまざまなサービスの開発拠点としての機能も備える。
関連記事
- 「成熟期を迎えた新興国に積極投資すべき」――ガートナー副社長
日本企業によるアウトソーシングは果たして成功しているのか。コストの削減が先走る中、強いIT部門を作り上げるためには新興諸国と協力するなど戦略的な手段が必要不可欠だという。 - 徹底した現地主義、トヨタに見るグローバル人材活用の極意
トヨタ自動車に浸透する「現地現物」スピリット。これはトップから作業員に至るまですべての社員が必ず生産や営業の現場に足を運び、自身の目で状況を把握した上で判断を下すことを意味する。こうした現場主義、現地主義は人材面にも反映されている。 - 震災復興の励みに:「ほかに先んじてビジネスチャンスをつかめ」――中国の重慶政府が説明
「白帝城」をはじめ歴史的な名勝が多いことで知られる重慶。その重慶が今、直轄都市として中国国家から手厚い保護を受けながら、IT産業を大きく成長させようとしている。 - トレンドフォーカス:日米のオフショアの差は、インドのとらえ方にあった
人件費高騰や米国景気後退などによる影響で、大手グローバルITベンダーのインド進出が本格化する中、インド企業はこれまでの欧米偏重を見直す動きが顕著になってきた。低迷していた日本市場へのテコ入れもその1つ。しかし、日本企業ではオフショアがアウトソーシングの域を出ず、インド企業をうまく使いこなせていないという。 - 海外ITアウトソーシング「今後も行う予定はない」80%超す
IPAがITユーザー企業232社の海外ITアウトソーシング状況を調べたところ、海外発注の割合は4.5%で、今後の利用についても80%を超える企業が意向を持っていないことが分かった。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.