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「2008年は悪い年」と半数近くが回答 エグゼクティブ編集部調べ
9月に起きた「リーマンショック」をはじめとする金融危機など、2008年は多くの人にとって厳しい1年となった。
ITmedia エグゼクティブがこのたび実施した読者アンケート調査によると、2008年は米国に端を発する経済危機に伴う景気不安などの影響で多くの人が厳しい年だと感じていたことが分かった。
同調査は2008年12月10日〜21日で実施。2008年のトピックスに関して読者に回答を求めた。印象的なキーワードについては、「世界的な金融危機」と答えた人が全体の58.3%を占め、次点の「オバマ次期大統領の勝利」(11.1%)、「エネルギー資源の高騰」(同)を大きく引き離した。理由としては「会社の存続という大きな問題に直面した」(40代)、 「トヨタのカイゼン方式は景気の好調時には効果があるが、不況下ではリストラしか策がないことを痛感したため」(50代)などが挙がった。
また、個人にとっての2008年については、「悪い年」(39%)および「とても悪い年」(8%)で全体の半数近くに達した。「雇用条件が悪化したほか、金融危機で損失した」(60代)や「金融資産が半減した」(60代)など、市場の悪影響が足元の経済にまで及んでいることが分かった。
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