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米国一極支配の終わり【新春特別企画】コミュニティーリーダーが占う、2009年大予測(2/2 ページ)

米政府が公表している「2020年の世界予測シナリオ」などを基に、米国の将来像を国内外の両面から予測する。

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米国はイノベーション国家を目指す

 科学技術分野の総本山である米国科学財団(NSF)は2020年までの展望として、以下のことを挙げている。

1. NSFは最新の基礎科学およびトランスフォーマティブな研究の原動力となること。

2. すべての一般市民、特にマイノリティなどの階層から人材を発掘すること。

3. 初等中等教育において理科教育の新しい教育方法を試すこと。博物館や大学などと協力し新しい教育方法をさらに強化すること。

4. 優れた研究者に必要な研究機材を提供し、世界に通用する提案を促進すること。


 以上のように、米国の将来像を国内の社会、国際の両面から予測した。米国は軍事力(核)、食料、通貨(ドル)、イノベーション(技術)の各分野において国際的な基軸国家である。しかし、エネルギー(石油)などで必ずしも磐石な強さを持っておらず、EU、中国、インド、ロシアとの共存共栄を模索せざるを得ないだろう。今回の国際的な金融危機で世界勢力図は変化していくので、米国の一極支配が終わるのは否定できないだろう。


小尾敏夫氏が主催するエグゼクティブ・コミュニティー

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電子政府・自治体の動向、CIOなど幅広く話し合えればと思います。



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