財団法人 社会経済生産性本部は3月27日、2009年度の新入社員のタイプを「エコバッグ型」と発表した。
同本部は、今年の新入社員は「環境問題(エコ)に関心が強く、節約志向で無駄を嫌う傾向があり、折り目正しい。小さくたためて便利だが、使うときには大きく広げる(育成する)必要がある。酷使すると長持ちしない(早期離職)が、意外に耐久性に優れた面もあり、活用次第で有用となるだろう」と説明した。
今年の新入社員は、前年に引き続き、売り手市場の中で就職活動がスタートしたが、昨秋の金融危機をきっかけに内定取消の嵐が起きた。立場は逆転し、内定取消の連絡におびえる毎日を過ごしていた。採用面接では環境保護や社会貢献、コンプライアンスといった問題に関心を持っていた人が多かったという。
新入社員タイプの命名は、1973年度から2002年度まで現代コミュニケーション・センターが行っていた。2003年度からは社会経済生産性本部の「職業のあり方研究会」が命名、発表している(過去のタイプ名一覧はこちらを参照)。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 女性カウンセラーに悩み相談:もがき続けて4カ月、念願の仕事に就いたがもう辞めたい
自分を周囲に「合わせよう」ともがき続けて4カ月。ようやくありつけた念願の仕事だったが、もう辞めたいと思い始めている――「合わせる」の言葉の符号とは? - 女性カウンセラーに悩み相談:リーダーシップのスキル向上は何をすれば認めてもらえるか?
勤務評定で「本年度はリーダーシップのスキルを磨くように」と上司から言われたが、具体的に何をすればスキルの向上を認めてもらえるのか?――リーダーシップに必要な3つの条件を理解しよう。 - ミドルが経営を変える:【第17回】新入社員すべてをパンダ型だと思い込むな
毎年この時期に社会経済生産性本部が発表する「新入社員タイプ」。時世にあったネーミングは的を得ているが、うのみにしてすべての社員を型に当てはめようとしてはいけない。 - 問われるコーチング力:欲求が満たされない社員は逃げていく
「3年で3割」――新入社員の定着率の低さは、企業にとって大きな悩みの種である。人材の流出を防ぐためには、どういった点に注意すべきだろうか。その鍵は人間の「欲」にあるという。 - 欲しい人材をどう採るか:美化する学生に仕事の現実を突きつける 日本HP
採用市場の変化により、新卒の学生を“お客様”のように扱う企業もある中、日本HPは仕事の厳しさを教え込むことで適性を見極めるという。 - <オルタナティブ・ブログ>2009年度の新人は「タッチパネル式携帯型」〜新年度の新入社員のタイプを考えてみようという企画(ナレッジ!?情報共有・・・永遠の課題への挑戦)
- <オルタナティブ・ブログ>今年の新入社員は「クラウド型」(仮)(シロクマ日報)
- <オルタナティブ・ブログ>平凡でもフルーツでもなく、、、風:今年の新入社員は「5万円パソコン型」(平凡でもフルーツでもなく、、、)
- <オルタナティブ・ブログ>2009年。今年の新入社員はアウトレット型と命名(一般システムエンジニアの刻苦勉励)
- <オルタナティブ・ブログ>2009年度の新入社員は「アイススケート型」か「スマートフォン型」がいい!?(『ビジネス2.0』の視点)
- <オルタナティブ・ブログ>2009年の新入社員は「クーリングオフ付き多機能炊飯器型」(「走れ!プロジェクトマネージャー!」)
- <オルタナティブ・ブログ><ホットピックス>みんなで予想。2009年の新入社員は何型か(事務局だより)