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【第4回】ご機嫌なチームを作ろう!チームワーク 2.0(3/3 ページ)

チームワーク2.0という“民主主義国家”の市民には、どのようなスキルが必要なのだろうか?

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メンバー間の人間関係についてのKSA

【衝突の解決】

私は、メンバー間の無意味な衝突は避けようとするが、建設的な討議ならしようとする

私は、メンバー間に衝突が起きたとき、その大元の原因を解決しようとする

私は、メンバー間の衝突の解決に、win-loseではなく、win-winになるようにしようとする

【問題解決のための協調】

私は、問題が発生したとき、必要なメンバーが解決に参加してもらえるように努める

私は、チームが協調して問題を解決する上で、メンバーの関係性が障害になっていないかに注意を払う

【コミュニケーション】

私は、チーム内で、オープンで、よいコミュニケーションができるよう努力している

私は、前向きで、相手を尊重するコミュニケーションをするようにしている

私は、積極的に質問しながらコミュニケーションしようとする

私は、会話以外の方法でも、メンバーの様子を知るよう努めている

私は、温かいあいさつや、ちょっとした楽しい会話を積極的に行っている

チームセルフマネジメントについてのKSA

【目標設定とモニタリング・フィードバック】

私は、実現可能だけれども挑戦的なチームの目標を具体的に設定するように努力している

私は、チームの成果や評価についての情報を、できるだけフィードバックするようにしている

【計画と調整】

私は、作業や活動、および情報がうまく連携するように努力している

私は、メンバーの役割や負荷が、公平になるように努力している

 このチェッリストをやってみて、自分のチームワークスキルの弱点を知り、それをより良くするように行動することを通じて、メンバーシップを磨くことができます。これは、次回でお話しする、リーダーシップの基礎力にもつながります。

 先日、NHK番組「サキどり」で、「“不機嫌な職場”をゴキゲンに!!」というテーマを扱っていました。職場が不機嫌になると生産性が下がるため、ゴキゲンな職場にしようと企業がさまざまな方法を取り入れているとのことでした。そこで紹介されていた方法の中にも、社会的スキルやteamwork KSAのカテゴリの一部を見ることができました。メンバーシップを磨き、ゴキゲンなチームにしていきたいものですね。

著者プロフィール

北原康富(きたはら やすとみ)

サイボウズ株式会社 シニアフェロー

早稲田大学 招聘研究員・非常勤講師

東京理科大学 非常勤講師

博士(学術)



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