世界電子政府進捗度ランキング、日本は6位から5位へ

「世界電子政府進捗度ランキング調査2016」の結果では1位はシンガポール、2位は米国、3位はデンマークと昨年同様の顔ぶれだった。

[ITmedia]

　世界の主なICT先進国65カ国を対象に、早稲田大学電子政府・自治体研究所が中心で電子政府進捗度を調査・研究した結果、トップ10は、1位がシンガポール、2位米国、3位デンマーク、以下韓国、日本、エストニア、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、英国と続く。

　電子政府分野の課題を評価するための指標は10項目で「ネットワーク・インフラの充実度」「オンライン・アプリケーションサービス」「オープン・ガバメント」「サイバー・セキュリティー」「行政管理の最適化」「市民の行政・電子参加」「政府CIO」「電子政府戦略・振興」「先端技術」「ホームページ・ポータル」。

　日本は項目別で電子政府振興と政府CIOで2位と優位だが、世界の潮流であるスマホの利活用システム化が遅れているなど課題も浮き彫りになった。

■2016年総合世界電子政府ランキング

順位	国名	得点
1	シンガポール	91.0
2	米国	90.2
3	デンマーク	88.8
4	韓国	85.7
5	日本	83.2
6	エストニア	81.8
7	カナダ	79.9
8	オーストラリア	76.4
9	ニュージーランド	74.1
10	英国	72.7
10	台湾	72.7
12	ノルウエー	70.0
13	オーストリア	69.6
14	スウェーデン	68.0
15	フィンランド	67.6
16	アイスランド	67.3
16	フランス	67.3
18	オランダ	65.7
19	ドイツ	65.1
20	アイルランド	64.8