コンビニでスマホ用の充電器を買ったことも1度や2度ではありません。何度もあります。値段も2000円ぐらいと安くはありません。10回買ったら2万円です。
あなたにもそんな経験ありますよね。
ちょっとした習慣を身に着けるだけでそれらは解消することができます。それは、リスト化することです。先ほどの朝のやることと同じように、僕は自宅に帰ってからやることもリスト化しています。
自宅に帰ってから、スマホでメモを見ながら充電します。充電は、僕らがご飯を食べるようにある意味命綱です。これらのガジェットは僕にとっては、戦場で使う武器のようなもの。毎日完璧にメンテナンスをして使います。
寝る前、毎朝スケジュールを10分ほど見て、明日という日を想像する
夜23時。僕にとっては、完全に寝る時間です。ワールドカップサッカーも見ません。寝る方がボクにとってのワールドカップです。しかし、その前にやるべきことがあります。それは翌日のシミュレーションです。ベッドで寝転がりながらスマホのカレンダーをチェックします。
- 明日は4時半に起床
- 日経新聞を読む
- 家でやるべきことをスプレットシートを見ながらやる
- ジョギングをする
- 風呂に入る
- 最初の打ち合わせは、半年先のイベントについて。あとその予算。だが、結構面倒くさそうだ。先に安価なイベントの企画も考えておこう。
- 2番目の会議は弊社にて。新規のコンサルタントの相談。
- 3番めは6月の海外イベントの企画案
など明確に想像します。映像でシミュレーションをします。
そして、
- 17時から、フジテレビで構成会議。新規企画。自分も企画を出す。すでにワードで記載済み
- 19時からクライアント様と会食。銀座ですし
- 21時30分に西麻布で某編集長と一杯。情報交換。
- 22時に帰宅
とシミュレーションをします。
ポイントは、「自分が活躍しているシミュレーション」をすることです。企画が通る、発言をする。会議の中心人物になる。その時間、わずか10分です。目をつぶっていろいろと考えていきます。
すると、「もしかすると、こんな企画を考えたほうがいいかも」「ここで、お土産で桜餅を買っていこうか?」「この移動中に、この本を読もう」などなどいろんなことが思い浮かびます。
そして、それを再びスケジュールに記載します。すると、翌日のミーティングがさらに充実する可能性があります。
一方、トラブル防止にもなります。
- 前回のミーティングでこんな懸念事項が出ていたからその対策を提案しよう。
- ここの移動時間が短いからタクシーを手配しよう
- 明日は移動が多すぎるからハイヤーがいいかもしれない
などなど、トラブルを事前に察知することもできます。
さらに、
- この会議、40分ぐらいで終わらせられるかも
- この会議、会議中にも作業ができるかも
- ランチ、オフィスで適当に食べるか
など、時間節約のアアイデアも浮かびます。
そう、そんなことができるようになるのです。
たった10分ですが、その10分で翌日16時間の僕の仕事を整理整頓することができるのです。それが超大切です。毎日実行すると、翌日の仕事の充実度がまったく違います。
しかも、一度シミュレーションできているので、「予想通り」「予想よりもハードな会議だったな」など分析ができます。それが、自分を強くします。予習復習が学力をつけたように、会議にも予習と復習が必要です。たった10分が、翌日の1日に対し、自信をつける結果となります。
そうボクにとってのスケジュールは計画表です。そうでなければなりません。夢を実現したり、出世したり利益を出したりするツールです。時は金なりといいます。時間を制するものが人生を制するのです。ぜひともそれを忘れずに。すると手帳が、出世の階段に見えてきます。
著者プロフィール:野呂エイシロウ
1967年生まれ 愛知工業大学卒業。学生起業家として活躍後、雑誌編集者に。「天才たけしの元気出るテレビ」で放送作家に。「鉄腕DASH」「特命リサーチ200X」「奇跡体験アンビリバボー」「ズームイン スーパー」など。30歳の時、大手広告代理店に誘われたのがきっかけで戦略的PRコンサルタントへ。
TV番組をヒットさせるのと、企業のPRを成功させることの共通点で、独自の手法を発揮。これまでに大手広告代理店をはじめ、150社以上と契約。自動車会社、家電メーカー、飲食チェーン店、飲料メーカー、学習塾など、分野は多岐にわたる。なぜか外資系企業からの依頼が多く、match.com(マッチ・ドットコム)、gilt groupe(ギルト・グループ)Groupon、(グルーポン)、Expedia(エクスペディア)、hulu(フルー)、有名ブランドなどを成功に導く。その他、金融機関、投資ファンドなどと数多く契約。傾向としては、マスコミの動向を常につかみながら最適な戦略&戦術を立案。リリースも独自の手法で、高採用を誇る。「うちの会社を面白くしてくれ」といわれてコンサルに入ることも多数。
著書に、『プレスリリースはラブレター』(万来舎)、『終わらす技術』(フォレスト出版)、『「話のおもしろい人」の法則』(アスコム)『成功を決めるのは才能よりも運』(大和書房)、『儲かる日本語 損する日本語 相手の心が思わず動く24の法則』(祥伝社)
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