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空間で選ぶタイムアウト東京のオススメ

東京の街の“ローカルエキスパート”が、仕事の合間に一息つけるスポットやイベントを紹介します。

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 東京には、コーヒーショップやティールームが十分といっていいほどあります。Wi-Fiが利用できるカフェや昔ながらの喫茶店など、その選択肢は尽きません。そして、それらの選択肢の中には、ドリンクやフードのためだけでなく、店自体に訪れる価値のあるクールなデザインのカフェもあるのです。


「木」を意味する名前のカフェ

 世田谷にある「珈琲とお菓子 き」は、ものすごくミニマルなカフェです。がらんとした白い空間は、テーブルトップよりも上部に伸びた、木の枝のような黒いテーブルの足で区切られています。「木」を意味するカフェの名前を考えると、しっくりくるでしょう。メニューは、コーヒーや紅茶などのドリンクと、ペイストリーを少し用意しています。


朝7時に開店

 東京であがめられていたオモテサンドウコーヒーは閉店してしまいましたが、姉妹店の「トラノモンコーヒー」が、一流コーヒーの旗をなびかせています。店内は、特徴的な立方体のデザインは残しつつも、オモテサンドウコーヒーよりもゆったりとした空間。しかし、一番の魅力は、他の競合店よりも早い朝7時に開店するところです。コーヒーと一緒にバタートーストを頼んで、朝食として利用するのも良いでしょう。


茶に心を集中させる

 「茶は、日本の最高の瞑想(めいそう)的儀式である」。「東京茶寮」は、それを現代デザインで演出しています。ソフトな光が注ぎ、白木のカウンターと、打ちっ放しのコンクリートで支えられたミニマルな空間。華美さはありませんが、茶に心を集中させるという本来の楽しみ方ができる穏やかな空間です。また、この店の茶に対する向き合い方は、科学的ともいえます。ここで飲める緑茶の特徴を紹介したフレーバーチャートが渡されるからです。茶は、店のオーナーたちがデザインしたドリッパーを使ってハンドドリップで入れられます。清らかな環境と精密に入れられた茶の出会い。これはもはや癒やしです。

 その他の詳しい情報は「東京、ベストデザインカフェ」で紹介しています。東京で最もスタイリッシュなカフェを巡ってみてはいかがでしょう。

著者プロフィール:タイムアウト東京 編集部

タイムアウト東京は、ロンドンを中心に、ニューヨーク、上海、クアラルンプール、テルアビブ、アムステルダム、シドニーなど、世界108都市39カ国に広がるメディア、タイムアウトの東京版です。「本当に素晴らしいものは、世界のどこであれ誰であれ感動を与えてくれる」という考えの下、日本の優れたヒト、モノ、コト、コンテンツ、サービスを英語・日本語のバイリンガルで発信しています。


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コーヒー | カフェ | デザイン | お茶 | 朝食


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