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間違いない10軒を巡るタイムアウト東京のオススメ

東京の街の“ローカルエキスパート”が、仕事の合間に一息つけるスポットやイベントを紹介します。

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 都内から1時間程度で行ける人気の観光地、鎌倉。四季を感じられる街としても知られており、6月上旬から中旬ごろに見頃を迎えるアジサイと、11月末から12月中旬ごろにかけての紅葉の時期は、特に多くの人でにぎわいます。しかし、人気の観光地であるが故に、多過ぎる情報に混乱しているという人もいるのではないでしょうか。ここでは、鎌倉生まれ、鎌倉育ち、そして現在も鎌倉で暮らすタイムアウト東京スタッフが厳選した「鎌倉の間違いない」ヴェニューを10軒紹介します。


落ち着いた空間で食事を楽しみたい

 街の喧騒(けんそう)を逃れ、落ち着いた空間で食事を楽しみたい人には、「鎌倉 鯛めし 料理屋 大三」がおすすめです。同店は、駐スペイン日本大使公邸料理人を務めたこともある店主の橋田大三と、妻で、利き酒師の資格も持つ橋田和江の2人が営む日本料理店。店主の故郷が愛媛県今治市であることから、瀬戸内の海の食材を中心とした食事を提供しています。味わうべきは、旬の食材を堪能できる「おまかせコース」(ランチ、ディナーともに6480円)。提供されるメニューは、「茶碗蒸し」「前菜盛り合わせ」「お造り」「焼き物」「揚げ物」「蒸し物椀」「鯛めし」「デザート」の8種類で、内容は月替わりとなります。席は12席で、要予約。ランチタイムは、土日でも比較的予約を取りやすいので、時には、昼間から奮発して、寡黙な店主が丁寧に作った、新鮮で美しい数々の料理と、じっくり向き合ってみるのも良いでしょう。


旅先から手紙を書いてみる

 旅先から手紙を書いてみる。そんなロマンチックな体験ができるのが、文房具店の「ツズル」です。こぢんまりとした店内には、16歳から万年筆を使い始めたという店主の柴田亮治がセレクトした、ペンやレターセット、ポストカード、スタンプ、御朱印帳などがずらりと並んでいます。ちなみに、柴田が万年筆を使い始めたのは、ノートの文字がきれいに見える筆記用具を探していて、万年筆にたどり着いたことがきっかけだそうです。もちろん、店内にはとっておきの万年筆も並んでいます。主に見た目重視で選んでいるという商品は、どれも秀逸なデザインのものばかり。お気に入りのペンとレターセットを見つけたら、隣の部屋に移動して手紙を書いてみましょう。同じ部屋に置かれたお手製のポストに投函(とうかん)すれば、店主の手を少し借りて、実際に届くシステムとなっています。


センス抜群な料理がそろっている

 気さくな夫婦2人で営む小さなワインバー「トレス」。2人ともソムリエの資格を持っており、豊富なワインと知識で、われわれを迎えてくれます。オーダーする際は、ワインと相性の良いフードも忘れずに。千葉県のチーズ工房イカガワから仕入れている、放牧ジャージー牛のミルクを使ったチーズや、レンコンのシャキシャキとした食感が楽しい自家製の水ギョーザなど、センス抜群な料理がそろっています。鎌倉観光というと、やはり神社や寺巡りを目的とする人が多くいますが、その多くが16〜17時頃に閉まってしまうので、18時頃までは、都内へ向かう電車は混雑することが多いのだそうです。そんな時は、無理して満員電車に乗り込むのではなく、軽く飲みながら、混雑のピークが去るのを待つのが一番です。

 その他の詳しい情報は、「鎌倉、ご近所ガイド」で紹介しています。世界の家庭料理を提供するカフェレストランや、オリジナルの仏像を作れる陶工房、約180ものティーカップ&ソーサーが出迎えてくれる喫茶店など、ビギナーも、何度か足を運んだことがある人も楽しめる10軒が登場するので、このリストを参考に、ローカルも足しげく通うヴェニューを訪ねてみてはいかがでしょう。

著者プロフィール:タイムアウト東京 編集部

タイムアウト東京は、ロンドンを中心に、ニューヨーク、上海、クアラルンプール、テルアビブ、アムステルダム、シドニーなど、世界108都市39カ国に広がるメディア、タイムアウトの東京版です。「本当に素晴らしいものは、世界のどこであれ誰であれ感動を与えてくれる」という考えの下、日本の優れたヒト、モノ、コト、コンテンツ、サービスを英語・日本語のバイリンガルで発信しています。


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