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東京、中央線沿線ベストラーメン3選タイムアウト東京のオススメ

東京の街の“ローカルエキスパート”が、仕事の合間に一息つけるスポットやイベントを紹介します。

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 東京駅から高尾までの東西を結ぶ中央線沿線には、ローカルの飲食店や古着屋、雑貨屋、書店、ライブハウスなどが特異な文化圏を形成していることでも知られていますが、ラーメン好きにとっても、神田、新宿、中野、高円寺、荻窪、吉祥寺、武蔵境などラーメンの激戦区であり、重要なエリアが並んでいます。

 今回は沿線ガイドとしてその中から3店舗を厳選。ぜひ中央線ラーメンツアーの参考にしてください。


三馬路 東京店

 神田駅から徒歩5分ほど、「塩そば」と書かれたちょうちんと白いのれんがかかる、日本料理店風の外観のラーメン店が三馬路 東京店。メニューは「塩そば」(1300円)、「醤油そば」(1300円)、「昆布水つけ麺」(1400円)などが揃います。

 人気の「昆布水つけ麺」は、北海道産真昆布や煮干し、本枯節、貝柱、シイタケなどでだしを取った昆布水に、中太ストレート麺が浸かった状態で提供。まずは麺だけ食べても、風味豊かでおいしいです。

 熱々のつけ汁は、鶏スープとアサリ、煮干しなどを加えたまろやかな塩味か、煮干系魚介だしのビターな醤油味の2種類から選べます。麺との相性も抜群で、食べ終わったら、ライムと昆布水をつけ汁に加えたスープ割で最後まで飲み干せるほどです。

 「塩そば」は、鶏とアサリ、煮干しの風味が溶け合う、黄金色のスープが特徴。麺や具材のクオリティーが高く、全体的に優れた一杯が楽しめます。


ラーメン健太 Photo:Kisa Toyoshima

 次に紹介するのは、博多の屋台出身者が作る行列必至のとんこつラーメン店、ラーメン健太。オープン当初はラーメン居酒屋でしたが、店主が福岡ラーメンの名店「駒や」で修行し、2021年3月にラーメン専門店にリニューアルオープンしました。

 店に入る前から強烈なとんこつ臭が漂う、本場さながらのたたずまいです。以前よりもくさみとうまみが格段にパワーアップしており、スープがサラッとした「シャバ系豚骨」は、店主が昔から福岡で慣れ親しんできた一杯を再現しています。

 同じく高円寺にあるラーメン店、麺屋はやしまるから仕入れたモチモチのワンタンをトッピングできる「追いトゥル」も人気なので、試してみてはいかがでしょう。


Chinchintei Photo: Keisuke Tanigawa

 油そば好きなら、武蔵境駅から東小金井方面に10分ほど歩いた場所にある珍々亭も見逃せません。創業1958年と歴史が長く、油そば発祥の店といわれる老舗です。看板メニュー「油そば」は、しょうゆベースのこってりスープにもちもちの太麺、新鮮なネギが相性抜群で、素朴ながら癖になる味わいです。

 トッピングのチャーシューや卵はシンプルな味付けで、濃いスープとのバランスがちょうど良いです。卓上に置いてあるラー油や酢、こしょうを加えれば、最後の一口まで飽きることなく堪能できます。油そば好きの人は、ぜひ元祖の味を確かめてみてください。

 「東京、中央線沿線ベストラーメン20選」では、さらにラーメン店を紹介しています。是非チェックしてください。

著者プロフィール:タイムアウト東京 編集部

タイムアウト東京は、ロンドンを中心に、ニューヨーク、上海、クアラルンプール、テルアビブ、アムステルダム、シドニーなど、世界108都市39カ国に広がるメディア、タイムアウトの東京版です。「本当に素晴らしいものは、世界のどこであれ誰であれ感動を与えてくれる」という考えの下、日本の優れたヒト、モノ、コト、コンテンツ、サービスを英語・日本語のバイリンガルで発信しています。


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