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東京、角打ちワインの店3選タイムアウト東京のオススメ

東京の街の“ローカルエキスパート”が、仕事の合間に一息つけるスポットやイベントを紹介します。

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 ふらりと立ち寄り気軽に酒を楽しめる「角打ち」は、都内各地に広がっています。かつては主に日本酒酒屋の一角で、購入した酒を飲むスペースのことを指していましたが、いまや店内の雰囲気も取り扱う酒もさまざま。

 ここでは特に都内のワイン店に絞っておすすめを紹介します。グラス一杯から世界各地のワインをたしなめるだけでなく、パテやアヒージョといったワインの国由来のものから、寿司まで、スタンドとは思えないクオリティーの高いつまみを誇る店も多いです。食前酒に、締めの一杯に、いろんなシーンで手軽にワインを楽しんでみてはいかがでしょう。


角打ワイン 利三郎

 立ち飲みワインバー&ビストロ「角打ワイン 利三郎」のワインは、例外を除き600円(以下全て税込み)、フードは300円から楽しめます。ワインは常時、赤5種、白5種を用意しており、ワインリストに味わいの表記もあるのでワイン初心者でも選びやすいです。

 フードメニューには、向かいにある本店、遠藤利三郎商店でも人気の「田中肉屋のパテ」のアレンジ品のほか、熱々のアヒージョなどが並び、安価には思えないクオリティー。

 「本物をもっと身近なシーンで楽しんでほしい」という店の思いが伝わる品揃えです。立ち飲みですが、カウンターの角にはクッション生地を付けて過ごしやすくするなど、細やかな気配りがあり、リラックスできます。近隣住民の社交の場にもなっているので、店内では近くの人と打ち解けながら、陽気に飲みましょう。


ヒューマン ネイチャー Photo: Kisa Toyoshima

 次に紹介するのは、ナチュラルワインを角打ちスタイルでカジュアルに楽しめるヒューマン ネイチャー。イタリアやフランスのものを中心に、1000本ほどのワインを揃えています。

 ワイン初心者であれば、まずはグラスでいろいろなものを手軽に味わってみるのがおすすめ。スパークリングや白、ロゼなど、常時5〜10種類をグラスワイン用として開けています。もしお気に入りの一本が見つかったら、ボトルで購入してみましょう。ボトルは店内で開けることもできますし、自宅用として買って帰ることもできます。また、店の奥にはオリジナルのアパレル商品やZINEを販売するスペースもあるので、こちらも要チェックです。

 ナチュラルワインへの愛があふれる店主や居合わせた客との会話、店内に流れるいいセレクトの音楽、そしてワインとの相性も抜群なつまみとともに、大量生産とは無縁な「おいしさ」を追求した一杯に酔いしれてください。


はしり 下北沢 Photo: Keisuke Tanigawa

 寿司とワインの両方が好きなら、はしり 下北沢もおすすめ。下北沢のリロード内にある、サンフランシスコのミシュラン一つ星を3年連続で獲得した寿司懐石レストラン「はしり(Hashiri)」の新業態です。「旬ネタの寿司」や一品料理と、ソムリエが提案するワインのペアリングをカジュアルに楽しめます。

 「四季を表現するシェフのお任せコース」(1万1000円)は、季節の食材を使った前菜や焼き物、丼のほか、甘味付き。ワインは120種400本からソムリエが選べ、グラスワインからボトル購入までできます。

 ワインとアラカルトメニューが楽しめる「角打ち」も提供。バーのようなモダンな空間に、一人でも気軽に立ち寄ってみてはいかがでしょう。

 「東京、角打ちワインの店5選」では、さらに店舗を紹介しています。是非チェックしてください。

著者プロフィール:タイムアウト東京 編集部

タイムアウト東京は、ロンドンを中心に、ニューヨーク、上海、クアラルンプール、テルアビブ、アムステルダム、シドニーなど、世界108都市39カ国に広がるメディア、タイムアウトの東京版です。「本当に素晴らしいものは、世界のどこであれ誰であれ感動を与えてくれる」という考えの下、日本の優れたヒト、モノ、コト、コンテンツ、サービスを英語・日本語のバイリンガルで発信しています。


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