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東京、宇宙を体感できるスポット3選タイムアウト東京のオススメ

東京の街の“ローカルエキスパート”が、仕事の合間に一息つけるスポットやイベントを紹介します。

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 最先端の宇宙研究が行われる施設や、満天の星が広がるプラネタリウム、人工衛星製造の現場を間近で見学できる工場。東京には、地上にいながら宇宙を身近に感じられる場所が数多く存在します。

 日常のすぐそばに広がる「宇宙への入り口」。知識と感動が交差する宇宙スポットをめぐり、果てしない銀河へと想像を膨らませましょう。


JAXA

 先進的な航空技術の研究開発や、長期的な視点からの宇宙・航空分野の基盤技術の研究開発を進める「JAXA調布航空宇宙センター」。施設内には、現在進行中の研究やこれまでの成果を紹介する展示室があり、無料で見学できます。

 「航空ゾーン」では、未来の空を支える最先端の航空技術を紹介。「宇宙ゾーン」では宇宙開発や実験の取り組みを取り上げ、「基盤技術ゾーン」では航空宇宙研究を支える技術や試験設備を公開しています。

 展示室の「スペース・ミッション・シミュレータ」では、未来のスペースプレーンを操縦する模擬体験が可能。さらに、退役機「YS-11」(機体番号YS-11-118)の計器類や機体構造を間近で体験できます。


「Orbitarium」画像提供:アストロスケール

 スペースデブリ問題の解決と宇宙のサステナビリティ実現を目指すアストロスケールが運営する施設「Orbitarium(オービタリウム)」。超ワイドスクリーン映像や人工衛星製造工場の見学を通じて、私たちの生活を支える「軌道」の存在を体感できる空間です。

 映像エリアでは、巨大スクリーンに映し出される迫力の映像が、地球と宇宙、そして軌道のつながりを体感させます。またクリーンルームでは、500〜700キログラム級の人工衛星を最大4機まで同時に製造する現場を見学でき、部品やコンポーネントの試験が行われるリアルな開発の舞台を間近に感じることができます。

 さらに展示・体験エリアでは、スペースデブリ問題や軌道の重要性を「見て・触れて・学べる」コンテンツを展開。ここでしか手に入らないオリジナル商品や限定グッズも揃います。

 なお、見学日は水曜日の11〜12時と15〜16時の2枠で、公式ウェブサイトから予約が必要です。


多摩六都科学館 世界最大級のプラネタリウムドーム「サイエンスエッグ」((C)GOTO)

 「多摩六都科学館」も見逃せません。直径27.5メートルのドームに1億4000万個の星を映し出すプラネタリウムを備えたミュージアム。観察・実験・工作を通して科学が体験できます。

 プラネタリウムドーム「サイエンスエッグ」は、世界最大級の傾斜型ドームで、足元から頭上まで星空と映像に包まれる没入感が魅力。光学式投映機「CHIRON(ケイロン)2」が映し出す無数の星々の下、プラネタリウム解説員が季節ごとに移り変わる星空を生解説で紹介します。解説員ごとに異なるBGMや語り口も楽しみの一つです。

 プログラムは多彩で、キャラクター「ペガロク」とのかけ合いが人気の「キッズプラネタリウム」や、2〜3カ月ごとにテーマが変わる「全編生解説プラネタリウム」、赤ちゃんと一緒に楽しめる「0歳からのプラネタリウム」、迫力の映像作品を上映する「大型映像」などを展開しています。

 中学生以上を対象とした「大人向けプラネタリウム」では、最新の宇宙科学から文化・アートに至るまで、多角的な視点で星空をひもときます。じっくり語る回もあれば、音楽と星空をゆったりと楽しむ回もあり、その日の気分で楽しみ方が選べるのがうれしいです。

 「東京、宇宙を体感できるスポット8選」では、さらに情報を紹介しています。是非チェックしてみてください。

著者プロフィール:タイムアウト東京 編集部

タイムアウトは、1968年にロンドンで創刊され、現在は世界333都市59カ国、14言語で展開する国際的なシティガイドです。東京版「タイムアウト東京」は、日本のヒト・モノ・コトを独自の視点で取り上げ、日英バイリンガルで世界に魅力を発信。高いブランド力とグローバルネットワークを背景に、雑誌やウェブ、ガイドマップを展開。恵比寿には「タイムアウトカフェ&ダイナー」もオープンしています。


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