ITmedia エグゼクティブセミナーリポート
「見える化」に必要な3つのアプローチが会社を強くする
アイティメディアは3月18日、企業の経営層に向けたイベント「第4回 ITmedia エグゼクティブセミナー」を開催した。アビーム コンサルティングの経営戦略研究センターでプリンシパルを務める原誠氏は、企業を「見える化」する上で3つのアプローチが必要になると語った。
見える化とは、業務での情報や諸問題などを目に見える形(可視化)にして、視覚的に把握することを表す。一般的には、図やグラフで可視化する場合が多い。原氏は見える化において「課題」「責任」「会議」という3つの基本的なアプローチがあると説明する。経営者はこれらを組み合わせて、あるべき情報体系を構想、定義していく能力が求められる。
課題アプローチは、経営層から管理層で顕在化している課題について、どのような情報体系を目指すべきか、なぜ実現できないかを仮説的、体系的に整理する手法だ。例えば、将来の売り上げ予測や顧客解析などに用いられる。
責任アプローチは、トップダウンの形をとる。経営者(会社)の掲げる目標を勘定科目レベルにブレークダウンし、各部門の結果責任と実現に向けた活動・アクションの整理を通じて必要な情報体系を明らかにする。
会議アプローチは、見通しや戦略の実現度、生産性など社内での各会議の論点から必要な情報体系を整理する実務的なアプローチ。特に責任体系を明確にできない組織に対しては必要な方法となる。ただし、ここで重要なのは「(会議などの)報告書は、報告を受ける側で枠組みを設計する必要があること」(原氏)という。つまり、経営層が各会議において検討すべき事項を整理し、議論の重複や不足点をなくすために必要となる実績・分析データを明確化しておくべきだとしている。
「(単に見える化の仕組みを作れば良いのではなく)活用する人に合わせた仕組みが成果を生み出す」と原氏は強調した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
ITmedia エグゼクティブのご案内
「ITmedia エグゼクティブは、上場企業および上場相当企業の課長職以上を対象とした無料の会員制サービスを中心に、経営者やリーダー層向けにさまざまな情報を発信しています。入会いただくとメールマガジンの購読、経営に役立つ旬なテーマで開催しているセミナー、勉強会にも参加いただけます。 勉強会のスケジュールはこちら
ぜひこの機会にお申し込みください。
入会希望の方は必要事項を記入して申請ください。審査のうえ登録させていただきます。
- 入会条件:
- 上場企業および上場相当企業の課長職以上
※入会は無料です
エグゼクティブコンテンツ
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
「ビール化」するサントリー「金麦」、救世主になれるか 10月6日発売 関西で販売強化
-
2
創業43年目で株価が最高値を更新中~世界最大のソフトウェア会社、マイクロソフトに何が起きたか?
-
3
なぜコーポレートITはコスト削減率が低いのか――既存産業を再定義することでDXを推進
-
4
「進まざる者は必ず退く」、現状維持は大きなリスク - みずほFG CISO 寺井氏
-
5
"自分事"がセキュリティを強くする――経営・現場・CSIRTの認識をそろえ、カイゼンし続ける組織へ
-
6
棚橋康郎「お客様が神様なんて、とんでもない」(後編)
-
7
2008年は「内部統制元年」 キーワードは運用へ
-
8
事前の一策は事後の百策に勝る 常に心掛けていれば何か起きても慌てることはない
-
9
もはやセキュリティは「会社価値」の一部である──前オリンパスCISOが説く 経営を動かすリスクの語り方
-
10
人を活かすのは「最強のボス」ではなく「弱いリーダー」――「人的資本経営」元年に開眼すべき新しいリーダーの姿
ITmedia エグゼクティブ SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaエグゼクティブをフォロー