ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術
想像以上の答えが見つかる思考法の作り方(2/2 ページ)
最初は、考えるには「広げる」と「深める」があるということです。
「広げる」とは、可能性を考えていくこと。いままで存在しなかったものを生み出したり、新しい価値をつくったりしていくことでもあります。
「深める」は、本質的価値を考えていくこと。「そもそも」を考えることでもあります。
この「広げる」と「深める」を別々に考えていくことが大切です。「考える」を順序だてて行うことで、何を考えればいいかが明確になり、頭の中のモヤモヤが解消できるのです。
「広げる」と「深める」にはいくつかの方法があります。「広げる」であれば、「かけあわせ法」「数珠つなぎ法」「ずらす法」「脱2択」「まとめる法」「あったらいいな」などの方法が、「深める」であれば、「360度分解法」「ポジティブ価値化」「自分ゴト、あなたゴト、社会ゴト」「すごろく法」「正体探し」「キャッチコピー法」などがあります。
例えば、いまある商品やサービスの売上が落ちてきているので、売上を上げる新しいプランを考える場合。「ずらす法」や「360度分解法」が使えます。
いま話題のワークマンは作業服だけでなく、アウトドアの分野に市場をずらして大成功しました。僕らが出版している本の中にも市場をずらしてベストセラーになった本があります。「『のびた』という生きかた」(アスコム)という本です。この本は若手ビジネスパーソン向けだったものを小学生の読書感想文用の1冊にずらし、40万部の大ヒットになりました。
やり方は簡単です。お客さんの声を丁寧に聞き、そこにヒントを見つけながら、届ける対象者をずらしたり、商品の使い方をずらしたりする。それだけです。
その際、気をつけたいのが、お客さんの声を丁寧に聞くということです。思い込みだけでは間違えるときがあります。まずはお客さんの声を聞き、そこからずらす先を見つけていってください。
その他の考える技術に関しては「パン屋ではおにぎりを売れ」に書いてあります。興味があれば、ぜひご一読ください。
これからの時代はますます変化が激しくなり、昨日までの成功体験が今日はもう効かなくなっていることも多々あります。この時代を生き抜くために必須なのが「考えられる人材」です。どんな状況になろうが、どんな変化が起きようが、その状況に合わせて考えていけることは、これからの時代にマストなスキルではないでしょうか。ぜひ、この本を役立たせてください。
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