アイリスオーヤマが7月から清掃ロボットの発売を開始 AI搭載で効率化提案、人手不足解消へ
アイリスオーヤマ(仙台市)は26日、法人向けの清掃ロボット「JILBY(ジルビー)」を7月1日から発売すると発表した。同社では初となる開発・製造を内製化したロボット。今後は労働力不足の解消を目指してロボット事業の拡大を目指す。
JILBYは「Job(仕事)」「Intelligence(知能)」「Labor(労働)」「Bot(ロボット)」「Your Side」の頭文字。「静かで、清掃機能が高い」「画面やボタンが大きく、操作しやすい」などユーザーになる企業の声を取り入れた設計となっている。タブレットやスマートフォンからも操作が可能だ。
清掃データや部屋の構造をAIが学習。「金曜日は他の日よりも40%汚れが多いです」「ブラシの推奨使用時間が残り30時間を切りました。来週中に交換をおすすめします」など、AIが最適な清掃ルート、頻度、時間帯などを提案することで、清掃業務の効率化を図る。
26日、アイリスグループ東京アンテナオフィス(東京都港区)で発表イベントが実施された。2023年にアイリスオーヤマのグループ会社となったシンクロボ(東京都文京区)の小倉崇代表取締役社長は「衛生大国の日本で(清掃ロボットとしての)合格点をもらい、世界に輸出することを目指したい」と語った。アイリスオーヤマのロボティクス事業本部の吉田豊本部長は「ロボットをつくって売るだけでなく、現場で定着させたい」と話した。
内閣府は、2024~50年の間に労働力人口は約25%減少すると予測している。アイリスオーヤマは、ロボティクス事業でこうした労働力不足の解決を目指しているという。
イベント内のトークセッションでは「ロボットに人の仕事が奪われる心配はないか」という司会者の質問に対し、小倉氏は「ロボットはまだまだ万能ではないので、人と共存していくと思う。ロボットが社会のインフラになっていくことを目指したい」と語った。(長谷川あかり)
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