NECの顔認証決済、ソフトバンクの社員食堂で実証 「顔パス」でレジ業務効率化
NECは4日、ソフトバンクの本社にある社員食堂で顔認証による決済サービスの実証実験を開始したと発表した。顔の生体情報とクレジットカードをひもづけ、手ぶらで支払いができる。ソフトバンク傘下の決済サービスと連携し、小売りや飲食、自治体などの加盟事業者への展開も視野に入れる。
利用者は店舗ごとにもうけられた専用の登録サイトで顔写真とクレジットカード情報を事前登録する。支払い時に店頭の端末で顔を認識すると、数秒で決済が完了する。クレジットカード以外の決済サービスとの連携も検討しており、給料からの天引きも技術的には可能という。
実証期間は11月30日までで、延べ1000回以上の決済を想定。サービスの本格展開に向けた課題を洗い出し、運用方法や利用実例を検証して品質を向上させる。
近年、キャッシュレス決済が普及する一方、複数の決済手段が混在することで、レジ業務が複雑化し、待ち時間も増加するなど、店舗側に負担が生じている。顔認証を活用することで、利用者も快適な購買体験を得られる。
NECとソフトバンクは2024年から生体認証分野で提携している。ソフトバンクの事業者向けの決済サービスは、クレジットカードや電子マネーなどに対応し、加盟店は10万以上に上る。加盟店網を活用して、顔認証決済を拡大させる考えだ。
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