ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術
自分を変える 超時間術(1/2 ページ)
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長時間労働から、超時間労働へ
「美術展に行ったら、チケットを買うだけで、3時間待ちだった」とこぼしている人がいます。こぼしながら、なかば自慢話にもなっています。
ところが、これは自慢話になりません。
本当に忙しくて、美術が好きな人は、展覧会が始まってすぐに行くからです。どんなに人気の展覧会も、最初のうちは、並ばずに入れます。普段から、展覧会に通う習慣のある人は、それを知っています。普段、通う習慣のない人は、話題になってから行くので、3時間待ちの列に並ぶことになるのです。
「こんなに並んだ」と言うのは、「こんなに私は展覧会に行く習慣がない」と自白しているのと同じです。
「こんなに遅くまで残業している」というのは、自慢ではなく「こんなに仕事ができない」と言っているのと同じです。
長時間労働が評価される時代は終わりました。今は、超時間労働に変わったのです。
美術展には、
(1)会期の長いもの
(2)会期の短いもの
の2通りがあります。
変えられない人が見逃すのは、会期の長い美術展です。普通は、会期の短い美術展を見逃しがちです。会期が長いのに見逃すのは、「まだ大丈夫と思っていたら、終わっていた」となるからです。
これは、クーポン券と同じです。使用期間が短いクーポン券は忘れずに使います。使用期間が1年もある食事券は、いざ使おうすると、「あ、先週で切れていた」とか、お店に行ってから「これ、切れています」と言われたりするのです。
一番危ないのは、締切までの時間が長いものです。これは、永遠に終わらないし、チャンスを逃していくことが多いです。
中谷塾でも、
「あの美術展、来週行くんです」
「毎週そう言っているよね」
「いや、期間がまだ長いから」
と、なかなか美術展に行かない人がいます。
自分が何か企画を考える時も、締切の時間を長く取ると、なかなかできません。むしろ、できないまま終わってしまいます。準備がきっちりできるように期間を長く設けることは、かえってマイナス効果になるのです。
就活は、応募が早いほうが、合格率が高い。
新卒でも転職でも、面接の申し込み期間は募集開始日から締切日までです。合格率は、応募する時期で、はっきり分かれます。早く申し込んだ人の合格率が高く、ギリギリに申し込んだ人の合格率は低いのです。
その理由は2つあります。1つは、モチベーションの高い人は早く申し込みます。「熱意があります」と言って、ギリギリに申し込む人はおかしいです。
普通は、熱意があれば早く申し込むものです。熱意があるのにギリギリ間に合うような申し込み方は、ありえません。
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