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オフショア開発の標準化を狙う 新日鉄ソリューションズが開発センターを設立

地方拠点やオフショア開発など分散環境での業務プロセスの標準化が、グローバル企業にとっての課題だ。新日鉄ソリューションズは新たに開発センターを設立し、品質の向上を目指す。

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 新日鉄ソリューションズは、ソフトウェアの品質向上やグローバルでの分散開発を推進するために、4月1日にソフトウェア開発センターを新設する。

 同センターは、標準化された業務プロセスを遂行するためのシステムや開発環境、プロジェクト現場のサポート、ソースコードを自動検査する開発ツールなどを、インターネット回線や専用線を通じてシステム開発チームに提供する。これにより、プロジェクトマネジャーや開発担当者は、案件に対して同社のベストプラクティスを集約したツールを即座に適用できるようになる。

 同社はこれまで、オフショア開発や複雑化するプロジェクトに対応するため、開発プロセスの標準化、可視化によって品質や生産性の向上を目指してきた。2006年10月からシステム開発に必要な機能やインフラを整備し、グローバルな拠点でそれらを活用する次世代分散開発環境のプロトタイプを作成してきた。既に累計50件、総額100億円の開発プロジェクトに対して実証実験を実施した。

 今後、同社が受注するアプリケーション開発については、同センターの統一開発環境を活用し、アジア各国のオフショア開発先を含めた主要パートナーに対してサービス提供する。

 具体的には、4月から開発子会社に加え、大連華信計算機技術有限公司(中国)、FPTソフトウェア(ベトナム)など11社にサービス提供を開始し、順次対象会社を増やしていく。

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