男の年収は「見た目」で決まる――コンディションを高める2ステップ:ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術(2/2 ページ)
上昇意欲が高くプライベートを犠牲にしてプレゼン術を磨いたり、資格を取得するなど日々努力を怠らない。でも「見た目」の影響力を見逃していないだろうか。
さらに上を目指すエグゼクティブの見た目
一流のエグゼクティブは、仕事のパフォーマンスが最大限に発揮できるよう、心身のコンディションに重点を置いています。
顔の血色やスッキリしたお腹、年齢を重ねても勢いがある立ち姿。自分自身というのは高級スーツやセンスで繕うことができません。その人のコンディションが表れている部分なのです。
肌は体のコンディションを表します。肌は臓器のひとつで生理的機能をもつ部分です。年齢を重ねると内臓のいろいろな部分に支障が出てくるのと同じように、肌にはシミやシワがでてきます。飲酒や煙草、ストレス漬けの生活が続いていると老化速度は加速してしまいます。
また、肌は心のコンディションも表しています。「血色が良い」という言葉がありますが、これは健康的で精神的にも充実しているときに使われます。血色が良くなるのは、心臓の交感神経が活発になることで全身に血液が円滑に行き渡るためです。
一方で「血色が悪い」というのは、具合が悪く気分がひどく落ち込んでいる時に使われます。これは、肌の交感神経が働くことで毛細血管が収縮するため、顔色が悪くなるのです。
このように、何気なく見ていた肌ですが、肌の状態によって印象は真逆になるわけです。
良い姿勢においては「自信がある」「積極的」という印象になるというのは想像がつくと思います。猫背になる原因としてコアマッスル(胴体の奥にある筋肉)の衰えというのがあります。猫背になると同時に内臓が支えられずに下垂して代謝が低下、疲れやすくなるため、運動不足の人や長時間のデスクワークの人は注意が必要です。
そしてスッキリしたお腹においては、自己管理ができている健康体の証でもあることをアピールすることができます。
お腹をへこませるために糖質制限を行っている人も多いですが、一方で糖質制限により頭の回転が悪くなるというデメリットがあります。糖質の悪い情報ばかり拡散され、糖質が不足することで腎臓に負担がかかるということはまだ一般的に知れ渡っていません。
ではどうしたらよいかということで、低GI食材でもあるレジスタントスターチという成分に注目した主食を紹介しています。レジスタントスターチは冷やし蕎麦やおにぎりなど冷たい主食に多く含まれ、消化されにくい性質をもつダイエット効果が高いデンプンなので、お腹をへこませるために効果的な食材です
やっぱり見た目通りの人間である
「見た目で判断してはいけない」と思いつつも、「やっぱり、見た目どおりの人間」であると感じることは多いですよね。作家のオスカーワイルドは「外見で人を判断しないのは愚か者である」といっています。見た目は心身のコンディションを表し、仕事のパフォーマンスに影響を与えるのです。
著者プロフィール:平松由貴
美容コンサルタント。IMコンサルタント専務取締役。日本美容皮膚科学会所属。准看護師。
日本で唯一の「経営コンサルティング会社に所属する美容コンサルタント」。
10代の頃ダイエットから心身の健康を損ね、それをきっかけに「健康的な美容」に関心を抱くようになり看護専門学校に入学。准看護師となった後、「健康的な美容」を広めるべくアメリカやヨーロッパをはじめ中国・韓国・インド・北欧など100人以上のエグゼクティブから最新の情報を収集している経営コンサルティング会社(IMコンサルタント)に入社、美容コンサルタントとして活動を始める。
多くのエグゼクティブを見てきた経験と、美容と健康の知識を融合させることで、社会的な評価を高める方法を提供。大手企業の企画協力の他、美容や健康雑誌をはじめ各メディアで活躍し、健康的な美容が広まることを切望している。
書籍に『男の年収は「見た目」で決まる』(自由国民社)などがある。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 40歳を超えて不安な健康 でも、時間がない、酒も飲みたい人の抜け道
- なぜ、うちの会社はうまくいかないのか?――組織とあなたを支配する8つの基準
- チームからイノベーションを生むビジネスマネージャーになるため、デザイン思考から学べること
- 21世紀のビジネスに大事なのは「モノ」より「共感」――10年後も生き残るための4つの考え方
- ネクタイを毎月3本買う人はなぜスゴイ仕事ができるのか?
- もしもあなたが新規事業の担当になってしまったら
- 「マネジメント・スタイル」が最強のチームをつくる
- アリストテレス流リーダーシップ論哲学
- 出入り禁止は1回の失敗からではなく負の習慣から起こる
- 2%のエース思考 “The approaches of the top 2%”――あなたはいつまで「同期」の中に埋もれているのか?
- リーダーに必須の人間力──信頼され未来を決める力
- なぜ文章力があるとビジネスは成功するのか?
- 一流の人は、悪口を言わずミーハーになる
- 「任せ方の教科書」〜部下を動かし成果を上げる「任せ方」とは〜
- 「問題解決のジレンマ」――「仕事ができるアリ」と「発想が豊かなキリギリス」は真逆の思考をする
- 鷹は、自らの爪・羽根・くちばしを折ることで、生まれ変わる
- あなたに合ったリーダーシップが見つかる! 40のリーダーシップと4つのマネジメントスタイル
- 99%の人がやせると話題のライザップ、その快進撃の秘密とは?
- 今の会社に残るか? 移るか? 独立か?――70歳まで働く「社会人人生50年時代」到来のいま、30代以降の転職を成功させる方法
- 挨拶ができる人は、会話ができる
- 「社長の覚悟」守るべきは社員の自尊心
- 優秀なリーダーほど、コンサルタントを上手に使っている! ――自社、自部門の業績を向上させる、本当のコンサルティング活用策
- 「やわらかい頭の作り方」――自ら柔軟に変化していくためのヒント
- 頑張らなくても、すごい成果がついてくる! ――「いいひとマネジメント」から「ずるいマネジメント」への転換のススメ
- 最速で成果を出すために、「やることを絞る」人になる
- 今日も208回謝った! でもそれは、チャレンジの証
- 方針浸透のカギを握るマネジメント職――真意を伝えるために「チーム」の力を生かす
- なぜ、あのリーダーには、自然と人がついてくるのか?――人を引きつける「おもしろさ」の流儀
- 怒ったって良いじゃないか――リーダーは怒りをエネルギーに転じよ
- 僕たちは「会社」でどこまでできるのか?――モーニングピッチ「創業者」塩見哲志氏は、いかにしてイントレプレナーになったか?
- 器の大きい人は、メールラリーを、相手のメールで終わらせる度量がある
- 権威を後ろ盾とした思考停止は、一刻も早く改めたほうがいい
- 「“具体的”であることだけが本当に良いのか?」――「具体と抽象の往復」で考える
- リーダーは「孤独」を楽しめ――死ぬ気で働くリーダーにだけ人はついてくる
- 学歴や能力以上に大切なモノがある。それは、「好かれる」こと
- 銀座のママが教える、ビジネスパーソンが持つべき「心意気」とは?
- サイバーエージェント出身起業家が教える「ズバ抜けた結果」を生むメンバーの育て方
- 90日プランで見える結果をすぐに出す「初速思考」
- 吉田美和の歌詩で心を耕し、仕事への活力を養う