時代の移り変わりとともに、東京のカフェ文化は独自の進化を遂げてきました。今回は、星の数ほどある東京のカフェのなかから、サードウェーブのブームによって新たに生まれたコーヒー専門店、カフェの歴史に名を残す老舗、和風のカフェを紹介します。
1948年以来、銀座のコーヒー好きを魅了し続けてきた老舗「カフェ・ド・ランブル」。店を訪れれば、2016年に102歳を迎えた店主の関口一郎は健在で、焙煎作業や訪れる客に声をかけている姿を見かけることができるでしょう。メニューはブレンドコーヒーから30年物の単一豆のコーヒーまでさまざまで、ビンテージ豆のコーヒーはかなりの数が揃っています。
日本の喫茶店文化が息づく神保町に、2015年にオープンしたのは「Glitch Coffee & Roasters」。Paul Bassettのチーフバリスタ兼ヘッドロースターとして活躍していた鈴木清和がオーナーを務めており、エチオピア、ケニアなどから輸入した高品質の豆を数種類揃えています。好みの味を伝えれば、カウンターに並べられた豆から最適なものを丁寧に教えて貰えます。
自由が丘の駅から、徒歩5分程度にある「古桑庵」は、抹茶と甘味が楽しめる茶房兼ギャラリーです。歴史ある日本家屋を利用した建物のなかで、庭を眺めながらのんびりとした時間が過ごせます。休日は混み合っていることもあるので、平日に訪れることをおすすめしたい一軒です。
このほか、「東京、ベストカフェ50」では、コーヒーや紅茶、フード類が美味しいことはもちろん、心地の良いひとときを過ごせるカフェを中心に紹介しています。東京でひいきのカフェを見つけてみてはいかがでしょう。
著者プロフィール:タイムアウト東京 編集部
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