自己流では勝てない。セオリーを学び、プロフェッショナルを目指せ:ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術(2/2 ページ)
『世界の起業家が学んでいるMBA経営理論の必読書50冊を1冊にまとめてみた』に学ぶプロフェッショナルの戦い方。
リーダーシップの9冊
現代では人々を動かすコミュニケーション力が影響力の源泉です。また、現代のビジネスパーソンは知識労働者。常に意思決定しています。誰でもリーダーになれる時代です。そこで自分自身を高めてリーダーとなるための9冊を取り上げています。
(38)『経営者の条件』 P.F.ドラッカー
(39)『君主論』 マキアヴェッリ
(40)『自助論』 サミュエル・スマイルズ
(41)『EQ こころの知能指数』 ダニエル・ゴールマン
(42)『オーセンティック・リーダーシップ』 ハーバード・ビジネス・レビュー編集部
(43)『運のいい人の法則』 リチャード・ワイズマン
(44)『やり抜く力 GRIT』 アンジェラ・ダックワース
(45)『コーチングの神様が教える「できる人」の法則』 マーシャル・ゴールドスミスほか
(46)『座右の書 「貞観政要」』 出口治明
社会と未来の4冊
日本社会の構造をきちんと言葉で説明できる人はほとんどいません。逆に日本社会の構造を理解して、日本型組織のよさを引き出せれば、成功の可能性は格段に高まります。また現代では資本主義社会が大きく揺らいでいます。社会の動きを見据えて、何を目指すのかを先取りして考えることも、大きな課題です。そこで現代社会の仕組みを理解するための4冊を取り上げています。
(47)『タテ社会の人間関係』 中根千枝
(48)『日本の「安心」はなぜ、消えたのか』 山岸俊男
(49)『ドーナツ経済学が世界を救う』 ケイト・ラワース
(50)『宇沢弘文の経済学』 宇沢弘文
「あの定番の経営理論書がない……」と思うかもしれません。本書は2019刊行の『世界のエリートが学んでいるMBA必読書50冊を1冊にまとめてみた』と2020年刊行の『世界のエリートが学んでいるMBAマーケティング必読書50冊を1冊にまとめてみた』(ともにKADOKAWA)の姉妹書となる第3弾ですので、掲載する本は重複を避けています。
この2冊の掲載書籍は下記にありますので、合わせて確認してください。本書を加えた3冊を読めば、MBA必読書150冊のエッセンスを吸収できます。
ビジネスのプロフェッショナルになる近道は、セオリーにもとづいて愚直に鍛錬を積み重ね続けることです。積み重ね続けることは一見遠回りですが、成功を確実にする王道なのです。
著者プロフィール:永井孝尚(ながい たかひさ)
戦略コンサルタント。
慶應義塾大学工学部(現・理工学部)を卒業後、日本IBMに入社。マーケティングマネージャーとして事業戦略策定と実施を担当、さらに人材育成責任者として人材育成戦略策定と実施を担当し、同社ソフトウェア事業の成長を支える。
2013年に日本IBMを退社して独立、ウォンツアンドバリュー株式会社を設立して代表取締役に就任。執筆の傍ら、幅広い企業や団体を対象に新規事業開発支援を行う一方、毎年2000人以上に講演や研修を提供し、マーケティングや経営戦略の面白さを伝え続けている。さらに「永井経営塾」も主宰。
2002年多摩大学大学院MBA修了。2013年多摩大学大学院客員教授を担当。
主な著書にシリーズ60万部『100円のコーラを1000円で売る方法』、10万部『世界のエリートが学んでいるMBA必読書50冊を1冊にまとめてみた』(以上KADOKAWA)、10万部『これ、いったいどうやったら売れるんですか?』(SB新書)ほか多数。著書は累計100万部を超える。最新著は『世界の起業家が学んでいるMBA経営理論の必読書50冊を1冊にまとめてみた』(KADOKAWA)
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