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エグゼクティブこそ、確固たる「自己ブランディング」が必要な時代ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術(2/2 ページ)

人生100年時代となった今、エグゼクティブのキャリアに対する考え方についても、大きく意識改革をする必要に迫られている。後半における前向きなキャリア構築のためにもっとも重要なこととは一体なんだろうか?

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 SNS上で自分のプロフィールを公開し、他者と交流を続けることにより、今の組織を越えたネットワークが強化されます。逆に、SNS上で活動していないと、所属組織以外には自分の存在すら知られないということになります。そのような状況が、組織への依存という結果を招いてしまうのです。

 いまや、SNS上で転職先を見つけたり、マーケティングやセールス活動を行うことが当たり前のことになりつつあります。見ず知らずの相手ではなく、普段から「つながっている」人同士でキャリアのオファーをしたりマーケティング活動をしたりする方が効率的なのは明白です。

 その実現のためには、普段からの「相互信頼」が鍵です。組織に頼ることのない、個人対個人という関係性の中での信頼。それを幅広く、強固に作り上げていくことこそが、自己ブランディングの本質だといえるでしょう。

ビジネス上の自己ブランディングに最適なSNS、それがLinkedIn


LinkedIn活用大全

 SNSは多様化しており、多くの中からどれを使うかを選ぶことができます。しかしながら、これからのキャリア構築に向けての自己ブランディングを強化する場合、筆者はLinkedInを活用することを強くお勧めします。

 例えばFacebookは、多くの人が利用するSNSです。しかしながら、グローバル、そして日本国内でもすでに利用者数が頭打ちになっています。かつ、内輪向きの文化が根強いため、新しいネットワークを構築することに不向きです。だから昔からの知り合いばかりの交流になるのです。これでは、キャリアの可能性を広げるのは難しいということになります。

 その点、Twitterは「広がり」のあるSNSです。多くの新しいつながりを生むこともできます。しかしながら、キャリア構築上での難点は、「匿名利用者」が圧倒的に多いことです。いくらTwitter上でネットワークを拡大しようとしても、リアル世界では生かせない。ケースも多いのが現実です。

 LinkedInは、(1)実名性であり、かつ、(2広がりがある という意味で、キャリア構築において必要な2つの要件を満たしたSNSです。ビジネスSNSとしてグローバルで8億人以上のユーザーを擁し、事実上のビジネススタンダードになっています。

 LinkedInを活用し、自分のネットワークを広げ、確実にキャリアアップを重ねている人が増えつつあります。発信を続けることが「自分ブランド」の構築につながり、長く、自分のやりたい仕事を追求できる環境をもたらします。

 「発信しなければ存在しないのも同じ」ということを肝に銘じ、理想的なキャリア形成のためにLinkedInなどのSNSをうまく活用すること。それが、これからのエグゼクティブにとっての、さらなる成功への重要な鍵だといえるでしょう。

著者プロフィール:松本 淳

株式会社アースメディア 代表取締役CEO

1997年同志社大学法学部卒業後にインテリジェンス(現パーソルキャリア)に入社、人材紹介事業の立ち上げメンバーとして事業企画を担当。

2003年HRテックのジョブダイレクトを創業、革新的なビジネスモデルが市場に評価され急成長する。2008年、上場準備を進める途上でリクルートによるM&A提案を受け事業を売却。

その後は国内およびアジア諸国にて国際NGOなど非営利組織の支援に携わる一方、国内外の多くの起業家、経営者のメンターも務める。現在は、リンクトインなどの各種ソーシャルメディアを基盤とする「ソーシャルリクルーティング」の可能性を追求し、再び人材業界に新しい価値をもたらすべく事業を推進中。

iU情報経営イノベーション専門職大学客員教授/一般社団法人ソーシャルアントレプレナーズアソシエーション理事/日経COMEMO キーオピニオンリーダー


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