今こそ見直す統合セキュリティプラットフォームのあり方(1/2 ページ)
インシデント特定から解決まで3日はかかり過ぎ?
自社のネットワークでセキュリティインシデントが発生したとき、原因特定から収束までどれだけの時間がかかっているのか。ネットワークがビジネスインフラとなった今、インシデント対応の速度は事業継続性や企業の信頼性に比例する。これは誰もが認識する事実であり、最速の対応を目指して各社は対応手順を整備している。
しかし、現実は厳しい。米McAfeeでプロダクトマネジメントのディレクターを務めるグレッグ・ブラウン氏によれば、同社の顧客企業に問題発生から調査の実施、解決にかかった時間を聞いたところ、ほとんどが3日と回答したという。企業規模や被害規模など状況にもよると思われるが、それでも3日は最速と言い難い。
なぜこれだけの時間を要するのか。最大の問題点は、アナログな情報共有にある。インシデントに気付いた人は、電子メールや電話で担当者に連絡する。しかし、企業規模が大きくなるほどシステム管理部門とネットワーク管理部門は別働隊になっており、状況および影響の分析を行いながら両部門の総合的な判断を得るまで、どうしてもそれなりの時間がかかってしまう。さらに、拡張するたびに複雑性を増すネットワークも、問題に拍車をかけている。
原因究明からデータ保護までの時間を短縮化し、素早いセキュリティ対応で安全性および安心感を確保するには、「ネットワークセキュリティを総合的にとらえられるプラットフォームを構築し、情報共有の統合とプロセスの自動化を行うことが必要」とブラウン氏は指摘する。ネットワークセキュリティの管理サイクルを効率化できれば、「解決までのプロセスを分単位、または秒単位にまで短縮化する」ことは夢ではない。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
ITmedia エグゼクティブのご案内
「ITmedia エグゼクティブは、上場企業および上場相当企業の課長職以上を対象とした無料の会員制サービスを中心に、経営者やリーダー層向けにさまざまな情報を発信しています。入会いただくとメールマガジンの購読、経営に役立つ旬なテーマで開催しているセミナー、勉強会にも参加いただけます。 勉強会のスケジュールはこちら
ぜひこの機会にお申し込みください。
入会希望の方は必要事項を記入して申請ください。審査のうえ登録させていただきます。
- 入会条件:
- 上場企業および上場相当企業の課長職以上
※入会は無料です
エグゼクティブコンテンツ
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
JR東、磁気乗車券を2027年春に廃止 小型券はQR付き大型券へ、環境負荷軽減
-
2
富士通、新方式の量子コンピューター試作機を世界初開発 ダイヤモンドで計算精度を向上
-
3
AI画像認識で検査効率化、技能継承やロボ自律制御にも活用へ 東芝総合研究所の落合誠所長
-
4
「AI社員」活用、NECは無人部署 DeNAには17体、南場社長「けなげ」と太鼓判
-
5
「ビール化」するサントリー「金麦」、救世主になれるか 10月6日発売 関西で販売強化
-
6
顧客価値創出へのAIの貢献
-
7
「身代金は支払うべきか」――YKK APが7年越しに気付いた経営とセキュリティの視点のギャップ
-
8
鷹は、自らの爪・羽根・くちばしを折ることで、生まれ変わる
-
9
マイケル・ジャクソンはなぜ白い靴下を履いたのか?
-
10
第53回:なぜ、日本企業では「考えるマネジャー」が育たないのか──AI時代、「言われたことは得意だが、課題抽出や提案は苦手」な組織から脱する方法
ITmedia エグゼクティブ SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaエグゼクティブをフォロー