【新春特別企画】コミュニティーリーダーが占う、2009年大予測
強くて明るいメッセージがこもった本に期待(1/2 ページ)
日本漢字能力検定協会が発表した2008年の漢字は「変」だった。この漢字は委員会などが選定するものではなく、投票によって選ばれるものである。「変」の得票率は5%強と低かったとはいえ、これが世の中の感情をよく反映しているのだろう。
ビジネス書は調査や執筆に時間がかかりがちなこともあり、世相を敏感に反映するという傾向はない。翻訳される書籍の場合はなおさらである。とはいえ、読む側の気分で注目したくなる本も変わる。まずは、いろいろと激変のあった2008年に出版されたビジネス書から、「変化」をテーマに3冊をピックアップしてみた。
変化を好機にする一冊
経済状況が急激にかつ大幅に悪化した現時点では、どの企業も業績悪化の原因を社外に求めているだろう。短期的にはその通りだが、企業の真価が問われるのはこれから。長期的に見れば、この変化に対応していける企業と、残念ながら対応できずに倒れてしまう企業が出てくる。
「自滅する企業 エクセレント・カンパニーを蝕む7つの習慣病」は、優良企業であるが故に陥りがちな悪習慣についての調査・研究である。どんな悪習慣かは、現実否認症、傲慢症、競合近視眼症など、7つの病名を見れば予測が付くだろう。著者は、危機は立ち直りのきっかけになると指摘している。2009年を社内の習慣病を一掃する好機とするために、読んでおいて損はない。特に大企業の人にお薦めだ。
変化を乗り切る目を養う一冊
あまりにも多くのことが大きく変わってしまうと、変化の本質を見失いがち。「ザ・ゴール」を放ったエリヤフ・ゴールドラット氏は、最新刊「ザ・チョイス――複雑さに惑わされるな!」で、「ものごとは、そもそもシンプルである」と断じている。
どのように問題の原因を突き詰めていけばいいのか。その原因をどのように解消していけばいいのか。氏のほかの著作よりは抽象度が高めで、メソドロジーが学べるというよりは問題解決に立ち向かう心得が学べるといった印象だ。物語形式で読みやすく書かれているので、年始の息抜きに読んでみるのもよいのでは。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
ITmedia エグゼクティブのご案内
「ITmedia エグゼクティブは、上場企業および上場相当企業の課長職以上を対象とした無料の会員制サービスを中心に、経営者やリーダー層向けにさまざまな情報を発信しています。入会いただくとメールマガジンの購読、経営に役立つ旬なテーマで開催しているセミナー、勉強会にも参加いただけます。 勉強会のスケジュールはこちら
ぜひこの機会にお申し込みください。
入会希望の方は必要事項を記入して申請ください。審査のうえ登録させていただきます。
- 入会条件:
- 上場企業および上場相当企業の課長職以上
※入会は無料です
エグゼクティブコンテンツ
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
「50 TOP PIZZA WORLD 2026」に東京のピッツェリア2軒がランクイン
-
2
世界の先進技術で実現する「積練夢旅」 - Varonis 並木氏
-
3
「価値の安売り」から脱却する「誰に・何を・いくらで」の価格設計
-
4
Agentic AI前提でセキュリティを作り直す - Sansan 鴨志田氏
-
5
富士フイルムビジネスイノベーション 初のAI採用、新世代複合機を発売へ 「情報プラットフォーム」に
-
6
「ITmedia エグゼクティブ AX・DX eマガジン 2026 夏」(PDF)の提供開始
-
7
スーパーホテルがAI経理代行に参入へ 自社ノウハウ外販、目指すは「稼げる経理」
-
8
「セキュリティは事業を活かす出汁、責任者はCIMOで目指せ」 - JTB 椎野氏
-
9
第1回:到来した「自律型AI時代」
-
10
「進まざる者は必ず退く」、現状維持は大きなリスク - みずほFG CISO 寺井氏
ITmedia エグゼクティブ SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaエグゼクティブをフォロー