日本流「チーム型マネジメント」
【最終回】チーム型マネジメントの実践(1/3 ページ)
最終回となる今回は、チーム型マネジメントの実践方法を提案する。
合意形成による参加型意思決定を特徴とする日本企業の視点から、チーム型マネジメントの構築から導入までを、ステップ1:マネジメントセスメント(課題抽出)、ステップ2:あるべきチーム型マネジメント像の策定、ステップ3:チーム型マネジメントの導入(範囲・方法の決定)、ステップ4:論理的コミュニケーション力の強化、ステップ5:チーム型マネジメントの定着化、の5つに分けて紹介する。
ステップ1~3、5は、チーム型マネジメントの策定と導入にかかわる作業タスクになる。現状のマネジメントを把握し、チーム型マネジメントの策定と導入、定着化まで進める。ステップ4では、組織メンバーの論理的コミュニケーション力を強化する教育研修とし、ほかのステップと調整を行いながら進める。
チーム型マネジメントを実践するためには、説明、説得、証明する論理的コミュニケーション力が必須である。骨組みとなるチーム型マネジメントを構想し、メンバーが論理的コミュニケーション力を通して実践することが不可欠である。チーム型マネジメント像の策定と論理的コミュニケーション力の強化とは相互に補完する関係にある。
ステップ1:マネジメントセスメント(課題抽出)
海外現地法人におけるマネジメントの把握が出発点である。どのようにチーム型マネジメントを強化していくのか具体的な課題を抽出する。事業単位や機能単位など対象範囲を定め、担当マネジャーやメンバーと討議を行う。内容はどの部門でチーム型マネジメントが必要で、どのように意思決定へのプロセス参加を動機付けできるかである。加えて組織文化やリーダーシップの関係も見極める。
このマネジメントアセスメントの内容は、現地人材や関係者への論理的コミュニケーションの教育研修とも調整すべきである。論理的コミュニケーション力の研修を先行的に進めた場合、参加者のテーマにチーム型マネジメントを加えると良い。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
ITmedia エグゼクティブのご案内
「ITmedia エグゼクティブは、上場企業および上場相当企業の課長職以上を対象とした無料の会員制サービスを中心に、経営者やリーダー層向けにさまざまな情報を発信しています。入会いただくとメールマガジンの購読、経営に役立つ旬なテーマで開催しているセミナー、勉強会にも参加いただけます。 勉強会のスケジュールはこちら
ぜひこの機会にお申し込みください。
入会希望の方は必要事項を記入して申請ください。審査のうえ登録させていただきます。
- 入会条件:
- 上場企業および上場相当企業の課長職以上
※入会は無料です
エグゼクティブコンテンツ
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
TDKがCEATEC出展 映像を網膜に直接投影するミラー、スマートグラスに鮮明な映像
-
2
国産フィジカルAIで変電所メンテナンス改革 西武鉄道が「ugo mini」の実証実験
-
3
データを「重さ」に変えた直感ゲームがグランプリ e-ZUKAスマートアプリコンテスト2026
-
4
「漏洩連絡が来た…」自分の個人情報が流出したら? 二次被害を防ぐ、対処法と日頃の備え
-
5
なぜ答えが揺れ、堂々と間違えるのか ―― 確率で動く生成AIの正体
-
6
大阪ガス、AI開発基盤の内製で期間を最大6割削減 コード生成の先にある壁とは
-
7
なぜコーポレートITはコスト削減率が低いのか――既存産業を再定義することでDXを推進
-
8
「薬機法申請の添削AI」を現場が作った――ライオンが100人のAI開発者を育てて見えた「民主化」の分岐点
-
9
リクルートにおける社内ICT環境をアップデートし続けるための仕組みとは
-
10
社会人として大事なのは「純粋さ」と「ポジティブなモチベーション」――トヨタファイナンス 梅原明氏
ITmedia エグゼクティブ SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaエグゼクティブをフォロー