内山悟志の「IT人材育成物語」

【第16話】プレゼンに挑む(2/2 ページ)

課題解決型のプレゼンテーション

「ここで示した通り、課題を提起し、その解決策を明示して結論を導き出すわけだ。この『課題解決型』の基本シナリオに沿ったプレゼンテーションの構成を少し詳しく説明したものが2枚目に示してある(図2)。課題を抽出してそれをまとめ、それに対する解決策を洗い出して、課題と解決策の関係を示すのだから、これまで皆が行ってきた検討の過程とほぼ同じ流れといえるだろう」と資料をめくりながら川口は続けた。

≪図2≫ 課題解決型のプレゼンテーションの構成 図2 課題解決型のプレゼンテーションの構成

 ここまで黙って説明を聞いていた阿部が質問した。「構成の後半にある『有効な解決策の選定』というのは、まだ勉強会では行っていません。課題とそれに対する解決策を多く出してそれらをひも付けただけなので、具体的な結論と呼べるものは出ていないと思うのですが…」。

「その通りだ。解決策を評価して、特に有効と思われる施策を絞り込む必要がある。それを提言という形で結論にするのだ」。川口は、解決案の評価の方法について説明を続けた。

著者プロフィール

内山悟志(うちやま さとし)

株式会社アイ・ティ・アール(ITR) 代表取締役/プリンシパル・アナリスト

大手外資系企業の情報システム部門、データクエスト・ジャパン株式会社のシニア・アナリストを経て、1994年、情報技術研究所(現ITR)を設立し代表取締役に就任。ガートナーグループ・ジャパン・リサーチ・センター代表を兼務する。現在は、IT戦略、IT投資、IT組織運営などの分野を専門とするアナリストとして活動。近著は「名前だけのITコンサルなんていらない」(翔泳社)、「日本版SOX法 IT統制実践法」(SRC)、そのほか寄稿記事、講演など多数。

印刷する
SNSでシェア

この記事の著者

関連記事

ITmedia エグゼクテブのご案内

「ITmedia エグゼクティブは、上場企業および上場相当企業の課長職以上を対象とした無料の会員制サービスを中心に、経営者やリーダー層向けにさまざまな情報を発信しています。入会いただくとメールマガジンの購読、経営に役立つ旬なテーマで開催しているセミナー、勉強会にも参加いただけます。 勉強会のスケジュールはこちら

ぜひこの機会にお申し込みください。

入会希望の方は必要事項を記入して申請ください。審査のうえ登録させていただきます。

入会条件:
上場企業および上場相当企業の課長職以上

※入会は無料です

エグゼクティブコンテンツ

アクセスランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

ITmedia エグゼクティブ SNS

X @itm_executiveをフォロー

インフォメーション

注目情報をチェック

ITmediaエグゼクティブをフォロー