Teradata PARTNERS 2010 Report
「まるごとKDDI」を支えるデータウェアハウス、Hadoopとの連携でより細かな顧客分析へ(1/2 ページ)
カリフォルニア州サンディエゴで開催中の「Teradata PARTNERS 2010」は今年で25回目を数え、1979年にガレージで産声を上げたTeradataを四半世紀にわたって支えてきた歴史あるユーザーカンファレンスだ。ここで参加者が得られるのはTeradata活用のための技術的な情報だけではない。250以上のセッションが用意され、そのうち約60はユーザー企業によるもので、データの解析によってインテリジェンスを得て差別化を図るためのノウハウや、Webサーバのログやソーシャルネットワークの情報のような膨大な「Big Data」を活用するためのアイデアを共有するのが大きな狙いだ。日本からもKDDIとキュービタスの2社が選ばれ、その先進事例を紹介している。
会場となっているサンディエゴのコンベンションセンターでは、米国時間の10月26日朝、KDDIの筒井正之氏が登場し、同社が取り組んでいる情報系システムを紹介した。筒井氏は同社の情報システム本部共通業務システム部で情報系グループリーダーを務める担当部長だ。
日本を代表する情報通信大手のKDDIは、固定通信と移動体通信のコンバージェンス、通信と放送のコンバージェンスを主導し、より利便性の高いサービスを顧客に提供しようとしている。2000年にKDD、第二電電(DDI)、そして日本移動通信(IDO)が合併して誕生して以降、1社で固定通信事業と移動体通信事業を行うだけでなく、ブロードバンド通信、ケーブルテレビにも積極的に投資を行い、「まるごとKDDI」で顧客の利便性を高めようとしている。
「携帯電話では競合他社が激しく追い上げる中でも3200万ユーザー、シェア30%を獲得、さらに全社を挙げて複数のサービスを組み合わせた利便性の高いサービス提供に努めている」(筒井氏)
こうした「まるごとKDDI」の取り組みを支えているのが、2006年に旧DDIと旧IDOの情報系システムを統合、さらにTeradataを採用し、2009年からはコンシューマー向けブロードバンド事業の情報系システムも統合した新しい情報系システムだ。契約者の急増やそれに伴ってデータウェアハウスが大規模化したせいか、やや不安定だったOracleからTeradataへとデータウェアハウスを段階的に移行させている。これにより検索性能の大幅向上とサービスの高可用性を実現しつつ、同時に初期コストおよびランニングコストの削減にも成功しているという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
ITmedia エグゼクティブのご案内
「ITmedia エグゼクティブは、上場企業および上場相当企業の課長職以上を対象とした無料の会員制サービスを中心に、経営者やリーダー層向けにさまざまな情報を発信しています。入会いただくとメールマガジンの購読、経営に役立つ旬なテーマで開催しているセミナー、勉強会にも参加いただけます。 勉強会のスケジュールはこちら
ぜひこの機会にお申し込みください。
入会希望の方は必要事項を記入して申請ください。審査のうえ登録させていただきます。
- 入会条件:
- 上場企業および上場相当企業の課長職以上
※入会は無料です
エグゼクティブコンテンツ
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
ほんのちょっと心の持ちようを変えるだけで、人生も毎日も変わる
-
2
なぜ答えが揺れ、堂々と間違えるのか ―― 確率で動く生成AIの正体
-
3
初心者向けの料理教室、男性受講生が過半数に 家庭での調理頻度も増加
-
4
「大企業は一朝一夕には変わらない」 NTTデータ冨安寛氏がAI時代に重視する原理原則
-
5
イオン、フィジカルAIで物流改革 配送拠点の自動化率5割達成 深刻な人手不足に対応
-
6
子供の夢をYouTuberからホワイトハッカーに! 具現化を進めるCISO - GMO 牧田氏
-
7
経営と現場の板挟みになりがちなガバナンス、優先してやるべきことを明確に――リクルート 鴨志田昭輝氏
-
8
チェキの新製品、タッチパネル式大画面を初搭載 富士フイルムが2機種新発売へ
-
9
「仕方ないインシデント」まで全力を尽くせるか - さくらインターネット 江草氏
-
10
「現実にCtrl+Zはない」──フィジカルAI時代に企業が備えるべき新役務「AIスチュワード」とは
ITmedia エグゼクティブ SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaエグゼクティブをフォロー