海外ベストセラーに学ぶ、もう1つのビジネス視点
企業家のための心をコントロールする方法(3/3 ページ)
人は自分が考えている通りになる
企業家も含め多くの人が「する・もつ・なる」のアプローチを人生に取り入れています。それは「目標を達成するために必要なことをすれば、欲しいものが手に入る。そうすればわたしは○○になれる」というアプローチです。「○○」は、お金持ちや事業主など何でも構いません。これは論理的ではありますが、人は欲しいものを手にするために必死になるため、大きなストレスを感じることになります。
大抵、途中で疲れ切ってしまいます。チャールズ・ハアネルが書いた「The Master Key System(邦題:ザ・マスター・キー)」でも説明されている通り、「なる・する・もつ」がより良いアプローチです。つまり「自分がしたいことを「する」前に、自分がなりたいものに「なる」ことが重要」だということです。自分がなりたいものになる一番の方法は、自分はすでにそれになり、求めている身分や技を身につけたかのように振舞うことです。自分の思考をこの方向へ向けるには、次の4つの具体的な手段を講じてください。
“なりたいものになる”思考を方向付けする方法とは?
1、目標を明確にする
目標を全て書き出す。その際、できるだけ具体的に書く
2、実現するまで実現したふりをする
目標を達成したら自分の人生がどのようなものになるか想像する。想像するには次の質問を自分に問いかけること。「実現したらどのように思うか?」、「どのような行動を取るか?」、「どう振舞うか?」
3、理論的枠組みを変える
「することリスト」を作る。持ちたい性質を書き出す(例えば、忍耐強さ、思いやりなど)。そして、毎日その性質のうち1つを身につける練習をする。つまり、一日中成りきること
4、楽しむ
目標を達成するための作業を楽しむ
苦難の多い企業家の旅は、健全なエゴを必要とします。ほとんどの企業家が自分自身に最高の自信を持っています。これが強烈なエゴです。強いエゴは起業家が行く手を阻む問題を乗り越える上で役に立ちますが、自意識過剰になると周りからの評判を落とすことになります。暴走したエゴは自分中心の考えを肥やしに成長します。つまり、「わたしが一番である」、「わたしが一番賢い」、「わたしが一番強い」といった思考によりエゴは暴走します。
分かり切ったことですが、このような態度を取れば人は離れて行きます。そうではなく、謙虚な態度を取ってください。会社の成功は従業員の手柄として称えてください。従業員を説教してはいけません。彼らから学んでください。そして、自分の欠点を認めてください。
企業家としての心構えとして大切な事は、まずは自信をもって自らの使命に向かっていくことです。自己暗示とも言える方法で自らを奮い立たせることはとても重要ですが、それが行き過ぎないようにする事も大切であるということです。
著者紹介
ナンシー・ラファエルは、ビジネスコーチとして20年の経験を持っています。リーダーシップ&エグゼクティブ・ディベロップメントLLCおよびVoom Factorの創設者です。
Copyright© 2014 エグゼクティブブックサマリー All Rights Reserved.
海外ベストセラーに学ぶ、もう1つのビジネス視点
関連記事
ITmedia エグゼクティブのご案内
「ITmedia エグゼクティブは、上場企業および上場相当企業の課長職以上を対象とした無料の会員制サービスを中心に、経営者やリーダー層向けにさまざまな情報を発信しています。入会いただくとメールマガジンの購読、経営に役立つ旬なテーマで開催しているセミナー、勉強会にも参加いただけます。 勉強会のスケジュールはこちら
ぜひこの機会にお申し込みください。
入会希望の方は必要事項を記入して申請ください。審査のうえ登録させていただきます。
- 入会条件:
- 上場企業および上場相当企業の課長職以上
※入会は無料です
エグゼクティブコンテンツ
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
世界初、走る回転寿司店「SUSHI BUS」が2026年10月にデビュー
-
2
第3回 ドラッカー「上司の務めは部下を守ること、部下の務めは上司を守ること」
-
3
本田技研工業のDXはボトムアップとトップダウンで“Hondaらしく推進”
-
4
なぜコーポレートITはコスト削減率が低いのか――既存産業を再定義することでDXを推進
-
5
第1回:到来した「自律型AI時代」
-
6
米テスラの二足歩行ロボットや蓄電池を展示 日本初のギャラリーが大阪にオープン
-
7
「仕方ないインシデント」まで全力を尽くせるか - さくらインターネット 江草氏
-
8
1棟まるごと日本酒が楽しめる、ネオレトロな「ぽんしゅビルヂング」が登場
-
9
なぜ働く時間が減っても疲れが取れないのか? 睡眠コーチが暴く「疲労回復の常識」の誤りと正しい休養術
-
10
東京、9月から10月に行くべきアート展
ITmedia エグゼクティブ SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaエグゼクティブをフォロー