第1回:部下が辞める悪習慣から脱却する「7つの神ルール」(1/2 ページ)

新卒の約6割が半年以内に辞めている!

 慢性的な人材不足の現在、優秀な人材を確保することはもちろんですが、「部下から辞めると言われたら、どうしよう」「部下が辞める理由が分からない」といった経営者の悩みを多く聞きます。理由はとてもシンプルです。部下が辞めるのは、周囲が無意識のうちに「辞めたくなる悪環境」を作ってしまうからです。

 「入社後、どれくらいで次の職場に転職したか?」のアンケートでは、新卒社員の381人中238人が半年以内に辞めているという結果に。その人数は、実に6割以上。さらに3カ月以内の退職は、37人。結果、トータル381人中、275人という、早期退職者が多数いるわけです。その退職理由の1位を占めているのは、「人間関係が悪い」。2位は「長時間労働・休日への不満」。そして3位には「仕事内容が合わない」となりました。

 人間関係は、ベテラン社員でさえも退職理由のトップを占める切実な問題です。「飲み会で部長にセクハラされた」「教育係の先輩から無視され続けた」「上司と気が合わず、雰囲気に溶け込めなかった」など、さまざまな具体例があるでしょう。それでは、そういった悩みを誰かに相談したか? というと、誰にも相談していなく、多くの社員は1人で抱え込む傾向があることが分かりました。

日常風景を変えるのは、声掛けと行動

 そこで、上司が部下を気遣い、部下の悩みや不安を感じとってあげることが重要となってきます。「大丈夫?」「ありがとう」そんな一言で、安心感を与えて、部下が抱えている悩みをヒアリングすることで、軽減するきっかけとなることでしょう。

 では、部下が辞めない職場環境を作るためには? これから提案する7つのルールを実践してみてください。これらは、「普通のことばかり」の行為で、決して特別なことではないと思われるかもしれません。しかし、職場で本当に実践しているでしょうか?

 7つのルールを、今日から、1つ1つ意識して実行に移してください。10日すると日常風景が変わることに気が付くでしょう。20日で、部下や職場環境や自分自身の心持ちも変化します。そして、この変化によって、部下が「辞めたくなる環境からの脱却」から「仕事能率化」への地道な一歩となるのです。

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この記事の著者

清水康一朗
清水康一朗

ラーニングエッジ株式会社代表取締役社長。「セミナーズ」の創始者。「社長の教養」主宰。「精神的にも経済的にも豊かな日本に向けて貢献したい」という思いから、業界最大級のポータルサイト「セミナーズ」を立ち上げ、経営教育の流通に尽力。これまでに、誰もが知る大企業から中小企業まで4万社以上の経営を支援した圧倒的な実績を誇る。 ギリシャ哲学、インド哲学、東洋思想などを探求し、西洋と東洋を融合した和魂洋才の経営哲学を確立。鮎川義介氏などの日本的経営の研究のみならず、アンソニーロビンズ日本事務局長、ブライアントレーシージャパン株式会社の代表取締役会長、ジェイエイブラハムジャパン株式会社の代表取締役会長、ドラッカー学会推進員などを歴任。 絆徳経営、「円形欲求モデル」「マーケティングαとβ」「タイムリバーサル」「W-PDCA」など数多くの経営理論を提唱し、日本人の経済教育、歴史教育、道徳教育をライフワークとして力を注いでいる。 世界トップクラスの外国人講師を招いたビジネスセミナーでは日本最大規模のイベントを行っている。

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