「海外に劣らない拠点確立を」横浜国立大学がサイバーセキュリティの研究拠点を発足へ
サイバー関連技術や人工知能(AI)の発展により国内外でサイバー攻撃が脅威とみなされる中、横浜国立大(横浜市)がサイバーセキュリティー(CS)に関する研究や人材育成などを推進する研究拠点を新たに発足させることが29日、横国大への取材で分かった。発足は10月1日付で大学の研究拠点としては国内最大級となる見込み。大学発の「サイバーインテリジェンス」の確立を目指すとしている。
横国大が新たに発足させるのは「サイバーセキュリティ実践教育研究センター(通称SPIRAL)」。横国大の情報・物理セキュリティ研究ユニットで主任研究者を務めた吉岡克成教授がセンター長に就任する。横国大はセンターを学内の総合学術高等研究院に設置し、全学部のセキュリティー教育や対策強化などを担う。
横国大で昭和56年から取り組むCS関連研究の蓄積をもとに、横国大所属の研究者に加え、国内外のサイバー分野の第一線で活躍する人材を招聘(しょうへい)、計84人の研究者らが名を連ねる。
センターでは、CSやAIの研究▽情報社会の基盤となる次世代の暗号技術の開発・応用▽実践的なCS教育、人材育成▽CS情報の社会実装-の4つを柱とし、研究だけに留まらず、研究成果の社会還元を加速する。
吉岡氏は「CSは安全保障上の観点からも重要だ。才能ある若手の研究所としてだけでなく、諸外国にも劣らないCS分野の拠点を確立したい」と話す。
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