JR西日本は30日、日本航空(JAL)、全日本空輸(ANA)とそれぞれ、西日本の経済活性化などに向けた協定を締結したと発表した。2030年代をめどに予約システムを連携し、鉄道と飛行機を一体的に利用できる仕組みを構築する。インバウンド(訪日客)の誘客強化や、西日本エリア内の人の移動の促進も図る。
JR西日本は30日、日本航空(JAL)、全日本空輸(ANA)とそれぞれ、西日本の経済活性化などに向けた協定を締結したと発表した。2030年代をめどに予約システムを連携し、鉄道と飛行機を一体的に利用できる仕組みを構築する。インバウンド(訪日客)の誘客強化や、西日本エリア内の人の移動の促進も図る。
JR西と航空2社は、それぞれのシステムで鉄道切符と航空券の予約や決済を完結できる形を目指す。訪日客に向けては、国内線や鉄道などを利用した西日本の周遊ルートをSNSやウェブサイトで発信する。
こまやかな交通ネットワークを持つ鉄道と、空港の数は限られるものの移動スピードが速い航空の強みを生かし、主要空港や新幹線沿線に偏りがちだった訪日客の移動を地方空港やその周辺にも広げることが狙いだ。
航空、鉄道を組み合わせた新たな広域観光ルートの構築を進め、プロモーションでも協力する。JR西とJALは今年度、和歌山エリアでの協業を強化し、JR西の特急内でJALの客室乗務員が地元案内などを行うサービスを計画する。
生活拠点を2つもつ「二地域居住」推進でも連携。地域に継続的にかかわる「関係人口」の増加につなげる狙いで、自治体とも協議を進める。
少子高齢化などを背景にJR西管内の人口動態は50年に24年比で2割減少するといい、一連の施策で交流人口の拡大を図りたい考えだ。
JR西の倉坂昇治社長は「航空で来日したインバウンドにシームレスに鉄道で移動していただき、交流人口を拡大していきたい」と語る。(黒川信雄)
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