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メールでモテるための3カ条ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術(2/2 ページ)

メールは伝達の方法として便利なだけではない。言葉の使い方しだいでは、見えない人との深いコミュニケーションを生み出すことも可能なツールだ。

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(1)共感・尊重:相手の意見をよく聞いて共感してあげること。

(2)賞賛:ほめること。

(3)丁寧:あなたの意見を丁寧に伝えること。

 ではこの要素を使った例文を1つ。

例:「桑田さん。正式に引退を表明されましたね。ほんとうにお疲れさまでした。桑田さんが野球界に残した功績ははかりしれないものがあります。ケガをしても不屈の精神でマウンドに戻って来てくれましたし、日本で戦力外通告を受けてもメジャーリーグでがんばってくれました。これはあなただからできたことです!(賞賛)

 野球を辞めるという決断をしたということは桑田さんもほんとうにつらかったでしょうし、無理もないことだと思います。(共感し尊重)

 でもどうでしょう、あなたは若手の手本になり、リーダーシップがとれる選手です。野球界のためにももう少し野球を続けてみませんか。(丁寧なあなたの希望)」

 相手の心をつかむ王道の手法です。メールではときには思いっきり相手の求めているキャラクターを「演じる」ことが必要になります。これはウソではありません。相手の気持ちを潤すためのあなたのやさしさです。メールは作りこみができるツールなので、受信者の気持ちを第一に考えて相手の感情の揺れをコントロールすることが可能です。慣れてくるとだんだん自然にできるようになります。

 相手の気持ちを第1に考えてメールの文章を作成すること。これはモテるメールを書く上での必須条件です。

 メールをもらったときは、「自分の書きたいこと」を書くのではなく次の3つの要素に気を配って書いてみてください。

(1)相手が聞いてほしいこと

(2)ほめてもらいたいこと

(3)励ましてほしいこと

 この3つの欲望を満足させてあげるメールを書くことがポイントです。何かを成し遂げた喜びのメールだったとしたら、コツコツと努力してきた「過程」に着目してそのポイントをほめるとか、そんな裏の努力や他の人が見逃してしまいそうなところを見つけてほめるのは、相手にとって感動を与えるメールになります。自尊心をこちょこちょくすぐってください。

 「そうそうなの……。分かってくれるのね(涙)」と思ってもらえればあなたは間違いなくモテます。このようなメールのやりとりを重ね、人間関係を深めておくと次回会う際にはもうすでに何回も会ったかのごとく、人間関係が深まっているという手ごたえを体感することができるはずです。

 ぜひ一度お試しください。

著者プロフィール

浅野ヨシオ

大学卒業後、某不動産会社に入社するも人間関係に耐えかね8カ月で退職。28年間彼女もできなかったが、ネットとメールを使った超効率的出会い術を開発。通算200人の女性とネットで知り合い、婚活期間3ヶ月で結婚。再婚した妻も2カ月で見つけ出す。そこで培った人の心をつかむメール力・出会った瞬間に相手の心を開く人心開示力を駆使し、直近の1年半で100人を超える 著者・有名起業家らとの交流を実現。90万部超えの実績を持つ敏腕編集者に見初められ2009年8月「たった1通で人を動かすメールの仕掛け」を出版。40歳で人生を好転させた経験から、自身の成長に悩む人の才能の発掘を使命とし、プロフィール講師に就任する。


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