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「日本の技術、おもてなしの心をアジアで広げたい」――日本駐車場開発・川村氏エグゼクティブ会員の横顔(2/2 ページ)

日本駐車場開発の川村副社長は、学生時代から海外で働きたいと思い、コロンビア、中国に駐在した。日本の精密な技術、質の高いサービスは他には無いと感じていた。今年、この日本の強みを生かしグローバル展開に乗り出す。

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――転機となった出来事として印象に残っていることはありますか。

川村 上場を目指したことです。2000年から準備を始め、2003年にジャスダック、翌年に東証2部、2005年に東証1部に上場すると決め、その通りに実現しました。この5年間はほとんど休まずに働きました。上場すれば、商売が広がり、良い人材が採用できて、資金が増えるといわれ取り組むことにしましたが、そんなにいいことばかりではありませんでした。上場後はさらに利益を出し続けなければいけないという重圧は日々感じています。入社したときから今までの11年分の業績を常に持ち歩き、たまに見るようにしています。その時代、時代を思い出しながら、頑張ろうという力がわいてきます。

――部下とのコミュニケーションで気をつけていることはありますか。

川村 基本的なことですが、しかるようにしています。気づいたことは全部本人に言うようにしています。人格と能力ではなく、行動と怠慢を厳しくしかります。ベンチャー企業なので辞める人も多いのですが、まだこの会社にいたほうが本人にとっても会社にとってもいいと思う場合は全力で、命がけで止めます。わたしも、その人がこの会社に残ったことを後悔しないように責任を持って育てます。そうすることによってお互い覚悟ができるように思います。社内がばらばらにならないように、必ず誰かが愛情をもって育てるようにしています。

最近読んだお薦めの本:

天地明察 冲方 丁


ストレス解消法:

できるだけ非日常を経験するようにしています。普段やらないことに積極的に取り組むと仕事のもやもやが消えてすっきりします。日常は漫画を読んだり、お笑いを見たりして気持ちを柔らかくします。こうしてビジネスから離れた時間を持つことによって、リラックスしてよく眠れます。

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