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真のグローバルカンパニーを目指して――HOYAの浜田宏COO石黒不二代の「ビジネス革新のヒントをつかめ」(3/3 ページ)

日本の市場が縮小していく中、海外進出は悲願である。社員の90%近くが外国人で、50%以上が外国人株主であるHOYAの、次なるグローバル展開は。

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浜田宏という男

 「HOYAは日本企業という意識はありません。だから、日本を代表する企業ではなく、ベストな企業にさせたいというだけです。光学の技術を核に、カメラ・ハイテク・半導体関連・医療のビジネスを伸ばす。CEOが事業のポートフォリオを考え、わたしが自ら外に出てマーケティングとグローバル化のための陣頭指揮を取る。面白いからここにいるのです。定年まで安楽にいようというような悪い意味でのサラリーマン意識はさらさらありません。」と浜田さん。

 プライベートでは、ゴルフ、カラオケへは行きません。独身時代は、1人で食事するときには外食はいっさいなく、徹底した自炊。料理の腕はレストランと競争できるほどだとか。海にもぐり、カヤックに乗り、アート、音楽、建築、オペラにも造詣が深く、踊りもできる。劇団に入っていたことも。社内に知られざる顔を持つ浜田さんは、少なくとも、サラリーマン経営者とは一線を画しています。

著者プロフィール

石黒不二代(いしぐろ ふじよ)

ネットイヤーグループ株式会社代表取締役社長 兼 CEO

ブラザー工業、外資系企業を経て、スタンフォード大学にてMBA取得。シリコンバレーにてハイテク系コンサルティング会社を設立、日米間の技術移転などに従事。2000年よりネットイヤーグループ代表取締役として、大企業を中心に、事業の本質的な課題を解決するためWebを中核に据えたマーケティングを支援し独自のブランドを確立。日経情報ストラテジー連載コラム「石黒不二代のCIOは眠れない」など著書や寄稿多数。経済産業省 IT経営戦略会議委員に就任。


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