今週からまた暑さが戻ってきました。27日(金)は土用の丑(うし)の日。うだるような暑さの夏を乗り切るため、うなぎを食べて栄養をつけるという、日本独自の風習ですから、ぜひしっかり食べて体力をつけたいものです。
今回、タイムアウト東京でオススメするのは、蒸さずに焼く関西風と、名古屋のひつまぶしです。関東では、うなぎは背から開き、白焼きにしたあと蒸して脂を落とし、その上で焼き上げます。そのため箸で簡単に身を切ることができ、口に入れるとほろりととける柔らかさがあります。一方関西では、うなぎを腹から開き、タレをかけてそのまま焼き上げるため、皮はパリっとした食感だが身はふんわりとしており、脂がのって濃厚な味わいとなります。
その関西風の「うな丼」をお手頃価格で味わえるのが、青物横町にある「丸富」です。店内は、半分が厨房でもう半分がカウンター席のみ。うな丼は、並が1800円、Wが3350円で、それぞれプラス50円で大盛りが用意されています。常にうなぎを焼き続けているので、あっという間に目の前にどんぶりが出されるスピード感も良いですね。お持ち帰りもできます。
続いて、「ひつまぶし 備長」では、店名の通り、名古屋名物ひつまぶしがいただけます。一膳目はそのまま楽しみ、二膳目はワサビやネギを加え、三膳目はうな茶づけにして、ボリュームたっぷり。銀座店のほか、池袋パルコ、ソラマチにもお店があり、食べたい! と思った時に本場名古屋の味が楽しそうです。
タイムアウトバジェット:「丸富」1800円から、「ひつまぶし 備長」2880円から
「丸富」のほかにも、関西風うなぎを食べられるお店のリストはこちらからどうぞ。ひつまぶしのリストはこちらからご覧いただけます。暑さに負けず、夏を楽しんでください。
著者プロフィール:タイムアウト東京 コンテンツ・ディレクター 東谷彰子
タイムアウト東京は、ロンドンを中心に、ニューヨーク、上海、クアラルンプール、テルアビブ、アムステルダム、シドニーなど、世界35都市に広がるメディア、タイムアウトの東京版です。「本当に素晴らしいものは、世界のどこであれ誰であれ感動を与えてくれる」という考えのもと、日本の優れたヒト・モノ・コト・コンテンツ・サービスを英語・日本語のバイリンガルで発信しています。
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