活発化する「現場のBI活用」
トレーサビリティ、提案資料。具体的な用途広がるBI(2/2 ページ)
3000万件のデータを扱う
「Dr.Sum EA」を活用している日清製粉ではSAP/R3を基幹システムとして採用しているが、ここで蓄積された大量のデータを「Dr.Sum EA」によって解析し、トレーサビリティに利用している。出荷した製品のデータを迅速に検索できることに着目して、トラブルが発生した場合にも、その製品の製造、出荷情報を素早くつかめるというわけだ。蓄積されている4年分の出荷情報は約3000万件だという。
また同じくこのツールを導入している、エンターテインメントソフト卸業の星光堂では、顧客への提案資料作成に各営業担当者が自分でデータを集計し、顧客に見合ったデータに加工して活用している。同社では、かつてITスキルの高い社員が、独自に基幹システムからデータを抽出して分析に活用していたが、「Dr.Sum EA」を導入してからは、こうした作業は一般の社員にも広がったという。
このように、データの抽出、検索、集計などの一連の作業が迅速にできるようになれば、それだけで、現場への浸透が進んでいくのである。
ただ、星光堂などの業種はデータを分析することが顧客サービスの一環であり、本業の一部だという意識が強い。データ活用の結果を顧客に見せるような仕事でない場合は、やはりなかなか活用は難しいかもしれない。
もちろん、内勤業務でもデータ活用の結果が仕事に直結するケースもある。管理部門などが、グループ企業を含めた人員配置や、労務管理などを行う場合である。つまり、社内にユーザーがいるケースだ。人事情報を集計し、最適な人事施策を提案するなど、やれることは豊富だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
ITmedia エグゼクティブのご案内
「ITmedia エグゼクティブは、上場企業および上場相当企業の課長職以上を対象とした無料の会員制サービスを中心に、経営者やリーダー層向けにさまざまな情報を発信しています。入会いただくとメールマガジンの購読、経営に役立つ旬なテーマで開催しているセミナー、勉強会にも参加いただけます。 勉強会のスケジュールはこちら
ぜひこの機会にお申し込みください。
入会希望の方は必要事項を記入して申請ください。審査のうえ登録させていただきます。
- 入会条件:
- 上場企業および上場相当企業の課長職以上
※入会は無料です
エグゼクティブコンテンツ
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
画面の中だけで満足してない? AIが「現実世界(フィジカル)」を動かし始めた衝撃
-
2
「就活に生成AI利用」ほぼ全員に急増 エントリーシート作成…面接で内容追及され困惑も
-
3
世界のトップ層は何を議論している? 第一線の論客から見えた「やらかしの正体」
-
4
米国外初のグーグル直営店「Google Store 表参道」がオープン
-
5
イギリスの食材で仕上げる江戸前寿司「英国鮨」が池袋にオープン
-
6
楽天市場に「AI店長」 三木谷浩史会長兼社長「人間味のあるAIを必要としている」
-
7
「欲しい人がいなかった技術」脱炭素コンクリ、大阪・御堂筋のビルに導入 大成建設
-
8
「セキュリティは事業を活かす出汁、責任者はCIMOで目指せ」 - JTB 椎野氏
-
9
コンビニ起点に街づくり 「ハッピーローソンタウン」首都圏1号店、東京・日野にオープン
-
10
「ウサギとカメ」の本当の教訓とは?――童話の教えを疑ってかかってみると、人生の本質が見えてくる
ITmedia エグゼクティブ SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaエグゼクティブをフォロー