問われるコーチング力
欲求が満たされない社員は逃げていく(1/2 ページ)
新入社員が入社して早くも1カ月が経った。現場に配属し始めた企業も多いのではないか。新入社員を受け入れる部署の管理職の方々には、どうか育成という課題に果敢に挑戦していただければと思う。
そこで今回は、人材育成の基礎である「人材の定着化」をどう高めていくべきなのかをお話ししたいと思う。なぜなら、人材育成のための教育プランがあったとしても、人材が定着しなければ絵に描いた餅になってしまうからだ。
氷河期から、売り手市場になった就職事情。厚生労働省の調査によると、2007年度の大卒内定者数は、33万1000人、内定率は81.6%(2007年12月現在)という。一方で、“3年3割”といわれる新入社員の定着率。ようやく一人前になったと思ったころに、あっさりと退職届を出されてしまった経験を持つ管理職の方もいらっしゃるのではないだろうか。
安くない採用・育成コストを掛け、そのコストを回収できないままに退職されるほど、企業にとって残念なことはない。また人情的に言っても、「続けていけば、もっと仕事が面白くなるのに」などと、辞めていく人たちの経験・成長を考えると、親心が働いてしまう。
若い世代で転職が当たり前になった背景のひとつに、転職サイトや人材紹介会社の普及がある。誰でも手軽に転職情報を検索できるようになった。転職サイトや人材紹介会社では社内価値よりも市場価値に興味を持たせるような、転職ニーズを喚起させる仕掛けがしてある。ビジネスで考えれば、企業ニーズと転職希望者のニーズをうまくマッチングさせる機能を果たすという、社会的価値のあるビジネスである。
このように、外部には転職しやすい環境が整っている中で、管理職の方は新入社員と毎日どう接していくべきなのだろうか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
ITmedia エグゼクティブのご案内
「ITmedia エグゼクティブは、上場企業および上場相当企業の課長職以上を対象とした無料の会員制サービスを中心に、経営者やリーダー層向けにさまざまな情報を発信しています。入会いただくとメールマガジンの購読、経営に役立つ旬なテーマで開催しているセミナー、勉強会にも参加いただけます。 勉強会のスケジュールはこちら
ぜひこの機会にお申し込みください。
入会希望の方は必要事項を記入して申請ください。審査のうえ登録させていただきます。
- 入会条件:
- 上場企業および上場相当企業の課長職以上
※入会は無料です
エグゼクティブコンテンツ
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
富士通、新方式の量子コンピューター試作機を世界初開発 ダイヤモンドで計算精度を向上
-
2
セキュリティは「使えてなんぼ」 認証との偶然の出会いから22年 - NTTデータ 星野氏
-
3
「法律以前に、やるべきことがある」──ANA和田氏×SBT辻氏が語る、能動的サイバー防御の本質
-
4
「AI社員」活用、NECは無人部署 DeNAには17体、南場社長「けなげ」と太鼓判
-
5
AI画像認識で検査効率化、技能継承やロボ自律制御にも活用へ 東芝総合研究所の落合誠所長
-
6
Agentic AI前提でセキュリティを作り直す - Sansan 鴨志田氏
-
7
教養は、ビジネスパーソンの武器になる――世界のエリートが学んでいる教養書 必読100冊を1冊にまとめてみた
-
8
「複雑さにあらがう“設計者たち”」――マネーフォワードに学ぶBizOpsの実践構造
-
9
中国人も台湾人も夜遅くまで働いている 日本人だけが「働き方改革」でいいのか
-
10
新幹線にスマホ10台! 説明前にまず自分で確かめる - Zimperium 成田氏
ITmedia エグゼクティブ SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaエグゼクティブをフォロー