エグゼクティブのためのアンチエイジング
ストレスだらけのエグゼクティブ――心身ストレスの評価(2/2 ページ)
ストレスから逃げる
それではどうやって打ち勝つか。まずはストレスについて知ることです。実は日常生活の1つ1つがストレスを刺激することになっています。例えば、朝の食事(仕度も食べること自体も)、通勤、通学、仕事、人間関係、友人関係、家族関係、フィットネスクラブ、夜の接待などすべての行為がストレスです。そして夜になって「疲れ」を感じたとしたら、それはストレスによるダメージです。
まずは休息と睡眠でダメージから回復させること。翌日、新たなストレスに立ち向かうことが大切です。ストレス対策には「趣味や芸術、運動が良い」とよく言いますが、あくまでも休養が先です。体力が十分回復してからでないと逆効果、かえってストレスになることがあります。
ストレス負荷が大きくなって睡眠の質が低下、ダメージからの回復が遅れるという悪循環にならにようにしましょう。「心配ごとでよく眠れない」という経験は誰にでもあるもの。あまりくよくよせずに「果報は寝て待て」です。「くよくよしたらまず歩け」とも指導しています。ストレスによるダメージをやわらげ、快眠を得るため、寝る前に家庭用ドライサウナでリラックス。これはエグゼクティブならではの方法です。
ストレスの原因が明らかならば、できるだけ取り除いてください。原因から逃げてください。例えば痛みは大きなストレス。頭痛や関節痛、歯の痛みはきちんと治療しましょう。
ストレスは仕事に大きく影響します。精神的に健常な状態なら、喜怒哀楽といった感情が豊かに流れ、夢や想像力、企画力にあふれ、調和が取れています。ストレスはこの感情の流れを乱し、1つの感情を極端に強めたり弱めたりします。良い発想など全く浮かばず、判断ミスが起こりがちになります。
また、ストレスは「悲しみ」や「恐れ」の感情を強め「喜び」や「想像力」を消してしまいます。このような状態で「喜べ」と言われても急には喜べませんし、「夢を持て」と言っても無理な話です。「怒り」を忘れた人には「怒ること」が必要です。「悲しみ」を無理に抑えこんだ人は涙を流して泣くことが必要ですが、エグゼクティブとして表立っては難しいかもしれませんので、陰でこっそり行うのも1つの方法です。時には、いやな上司を思い浮かべイメージの中で怒ってみること、友人や同僚に溜まった感情を吐き出すなど、こうして感情のバランスを保っていくと良いでしょう。
ストレスは抑うつ状態を引き起こす大きな原因です。「まじめで仕事熱心」「完全主義で几帳面」「仕事を人任せにできない」「融通がきかない」「人にどう見られているか気になる」といった人は注意してください。
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