海外ベストセラーに学ぶ、もう1つのビジネス視点
クライシス・コミュニケーション(1/3 ページ)
この記事は、洋書配信サービス「エグゼクティブブックサマリー」から記事提供を受け、抜粋を掲載したものです。サービスを運営するストラテジィエレメントのコンサルタント、鬼塚俊宏氏が中心となり、独自の視点で解説します。
3分で分かる『クライシス・コミュニケーション』の要点
- 企業の危機は数え切れないほどさまざまな形で表れる
- クライシス・コミュニケーション計画を事前に立てておくこと
- 危機が発生した時、企業側の話をする際インターネットを活用すること
- 災害が発生した時は迅速に情報公開すること。事実のみを述べ、憶測で発言しないこと
- ウソをつかないこと。都合の悪い情報を隠したり誤魔化したりしないこと
- 適切な広報担当者を選ぶこと。適切な訓練を受け信頼できる人物であることを確認すること
- 上級管理者にメディアに露出するための訓練を受けさせること
- 悪い知らせがある時は、メディアや競合会社が嗅ぎ付ける前に自分自身で公表すること
- 顧客や従業員、利害関係者など中心的な関係者に焦点を当て、彼らにメッセージを送ること
- 危機の中では好意的なイメージを世間に持たれることは重要である。事前にそのイメージを作り、クライシス・コミュニケーションを管理してそれを守ること
この要約書から学べること
- 先を見越したクライシス・コミュニケーションの計画の立て方とは?
- 危機的状況の中で記者会見に対応する方法とは?
- 財政危機、環境問題、あるいは食品安全の危機における広報担当者の役割
本書の推薦コメント
自社のテレビ広告に出演しているスポーツ選手が、もしスナックのテーブルの上で、裸で踊っている姿が夜のニュース番組で報道されたら? 企業の広報担当者は、いったいどのようにして危機が与える広報活動への影響を食い止め、企業およびブランドの存続性を維持するのでしょうか。今や企業にとって、こういった危機管理思考は必須です。常にさまざまな側面からリスク管理を行い、最も大きな損害となる危機的状況に備えておく必要があります。
実際に危機的状況はさまざまな形で表れますが、対応次第では、逆に企業のプラスイメージを示す機会すら与えてくれます。何が起こるか予測不能な現在、企業は本書で言う「クライシス・コミュニケーション」をしっかりと社内に浸透させておく必要性があるのです。経営者や経営幹部の方、広報担当者は必読の1冊であると言えます。
現在は順調に躍進を続けている企業でも、いずれは訪れる危機的状況を避けて通ることはできません。ですから、優れた企業ほどいつか訪れる危機への可能性を挙げて対応策を練り、誠実で素早い行動ができるように体制を整えているものです。この書で得ることができるのは、危機的状況への準備から実際の対応までの流れやポイントです。企業側が取るべき必須の行動を、消費者の立場もからめながら要点を押さえて整理しています。
Copyright© 2014 エグゼクティブブックサマリー All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
ITmedia エグゼクティブのご案内
「ITmedia エグゼクティブは、上場企業および上場相当企業の課長職以上を対象とした無料の会員制サービスを中心に、経営者やリーダー層向けにさまざまな情報を発信しています。入会いただくとメールマガジンの購読、経営に役立つ旬なテーマで開催しているセミナー、勉強会にも参加いただけます。 勉強会のスケジュールはこちら
ぜひこの機会にお申し込みください。
入会希望の方は必要事項を記入して申請ください。審査のうえ登録させていただきます。
- 入会条件:
- 上場企業および上場相当企業の課長職以上
※入会は無料です
エグゼクティブコンテンツ
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
富士通、新方式の量子コンピューター試作機を世界初開発 ダイヤモンドで計算精度を向上
-
2
「複雑さにあらがう“設計者たち”」――マネーフォワードに学ぶBizOpsの実践構造
-
3
AI画像認識で検査効率化、技能継承やロボ自律制御にも活用へ 東芝総合研究所の落合誠所長
-
4
セキュリティは「使えてなんぼ」 認証との偶然の出会いから22年 - NTTデータ 星野氏
-
5
ポップなネオンを探す
-
6
戦略を実行する第2ステップ―組織の成功循環モデルを知り、リーダーシップを強化する
-
7
鷹は、自らの爪・羽根・くちばしを折ることで、生まれ変わる
-
8
なぜコーポレートITはコスト削減率が低いのか――既存産業を再定義することでDXを推進
-
9
会計思考が組織を変える――全社員がBS、PLを理解した風船会計メソッドとは
-
10
第53回:なぜ、日本企業では「考えるマネジャー」が育たないのか──AI時代、「言われたことは得意だが、課題抽出や提案は苦手」な組織から脱する方法
ITmedia エグゼクティブ SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaエグゼクティブをフォロー