ヘッドハンターの視点
クセモノ “On-Target Earnings”(1/2 ページ)
「ヘッドハンターの視点」のバックナンバーはこちら。
転職の際、よほどお金に余裕がある人でなければ、給料は優先度の高い決定要素の1つです。ところが、給料の仕組みは会社によって違うし、結構複雑で何をどう聞いていいか分からず、何度もしつこくお金の質問をするのは嫌がられると考えたりして、「きっとこういう意味に違いない!」と分かったつもりで転職して、後から「えー?!そういうことだったの?!」と驚く人が案外多いようです。
役職や勤続年数に応じてあらかじめある程度ボーナスが決められている企業もありますが、成果主義を取り入れた企業や、多くの外資系ではボーナスは業績に応じて(結構大きく)変動します。ITバブルと言われた時代には業績連動ボーナスにより、社長よりも成績トップの営業担当者の方が高収入を得ることも珍しくありませんでした。
外資系企業のオファーレターには“On-Target Earnings”(OTE)という言葉がよく使われますが、これは“Target”(多くの場合売上目標)を100%達成したら支払われる金額のことです。「A社での年収はOTE1000万円、70:30です」といった場合には700万円は年間の基本給で、300万円は100%目標達成時に支払われる業績連動ボーナスという意味です。また「B社の基本給は700万円で100:30、OTEは910万円です」という使い方をすることもあります。ではA社とB社どちらがいいオファーでしょうか?金額だけ見るとA社の方がよさそうですが、“Target”の部分が見えていないのでこれだけで判断するのは少々危険です。
C社(日系システム企業)に勤めていたDさんから「E社(外資系中堅IT企業)に転職しました。基本給はC社よりも下がったけど、ボーナスはE社の方がずっと高いのでトータルでは年収がアップします。エネルギッシュでスピード感のある職場です。」と、連絡がありました。E社の給与制度は少々極端だと聞いたことがありましたが、Dさんにとってはじめての転職ではないし、自分でいろいろチェックした上で決めたのだろうと思っていました。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
ITmedia エグゼクティブのご案内
「ITmedia エグゼクティブは、上場企業および上場相当企業の課長職以上を対象とした無料の会員制サービスを中心に、経営者やリーダー層向けにさまざまな情報を発信しています。入会いただくとメールマガジンの購読、経営に役立つ旬なテーマで開催しているセミナー、勉強会にも参加いただけます。 勉強会のスケジュールはこちら
ぜひこの機会にお申し込みください。
入会希望の方は必要事項を記入して申請ください。審査のうえ登録させていただきます。
- 入会条件:
- 上場企業および上場相当企業の課長職以上
※入会は無料です
エグゼクティブコンテンツ
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
「CISOは1人の経営者たれ」――ログの先の人を思う、LayerX CISO 星氏
-
2
「人間洗濯機」が高齢者施設に 福祉の現場に万博技術導入 人手不足解消や産業成長に期待
-
3
高島屋・村田善郎社長 挑戦続けるアバンギャルドな百貨店 ベトナムや新型SCに重点投資 My Vision
-
4
なぜコーポレートITはコスト削減率が低いのか――既存産業を再定義することでDXを推進
-
5
ITmedia エグゼクティブ勉強会スケジュール
-
6
森ビルが挑む、DXを通じた「ヒルズライフ」の充実とコア領域の内製化
-
7
どの区立中からも通えるオンライン将棋部発足 休日はリアル、プロ級も指導 東京都大田区
-
8
味の素社が挑む“dX”とAI駆動開発――“企画・開発・営業ができる人財”が新規事業を加速する
-
9
第52回:「管理」する時代は終わった──AI時代、マネジャーに残された本当の仕事とは?
-
10
公共交通インフラの使命を軸に、事業継続への攻めと守りを大胆に実行する - JAL 鈴木氏
ITmedia エグゼクティブ SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaエグゼクティブをフォロー