海外ベストセラーに学ぶ、もう1つのビジネス視点
「良いチーム」は機能しない(3/4 ページ)
どう猛なチームは、過剰なまでに激しく業務に集中する
どう猛なチームは、業務の遂行に過剰に力を注ぎ込みます。人間関係を無視し、効率だけを重要視します。このようなチームは過剰に「良いチーム」になることを避けますが、時にはそれが行き過ぎることがあります。その為、チーム発展段階の「混乱期」から抜け出せなくなる恐れがあります。これは業績を伸ばすためには、良いこととは言えません。
チームのどう猛さを保つため、管理者やチームリーダーは、チームメンバーが業務に没頭し続けるよう仕向けます。残念なことに、それでは人間関係が犠牲になり、チームの最も好ましくない行動や価値観を強めてしまうことになりかねません。どう猛な管理者は、チームメンバーへ意見することと褒めることとのバランスを取らずに、メンバーの過ちばかりに気を取られてしまいますが、これは間違ったことです。さらに、チームの責務について論じることはあっても、その他の問題については話そうとしません。
どう猛さが染みついているチームメンバーは、個人の可能性を弱め、業務だけにエネルギーを注いでしまいます。どう猛なチームに見られるメンバーの特性は以下の通りです。
どう猛なチームの特性を知る!
・ピースメーカー:対立に効果的に対処する方法を知らない
・チャンピオン:遅れたくないため、意見がまとまらないことを憂慮するあまり、口論を引き起こしてしまう
・完ぺき主義者:チームが業務を遂行するために質を犠牲にした時、腹を立てる
・エナジャイザー:状況が不利な場合、あまり勝負に出ない
・保護者:リスクを冒すより安全圏に居たがるため、いかなる行動にも疑問を持たない
・オブザーバー:誰かの味方をするより静観する
・個人主義者:個性的でいたいと思っているが、チームに反抗することはない
・アチーバー:成功するために必死に努力するが、あまり沢山の仕事を引き受けることはない
・ヘルパー:メンバーを助けたいと思っているが、物事がうまく行かなくなると責任転嫁する
アグレッシブに結果のみを求めることは決して悪いことだとは思いません。 結果重視の企業体、特にアウトソーシングの人材が一つの案件のみを扱うために結成されたチームであればそれでも良いかもしれません。しかし、チームそのものを継続的に向上させていくということであれば話は別です。 継続的な価値観を求めているチームがそうしたどう猛なチームとして見られるかどうかは必ず見極めていかねばならないことでしょう。
Copyright© 2014 エグゼクティブブックサマリー All Rights Reserved.
海外ベストセラーに学ぶ、もう1つのビジネス視点
関連記事
ITmedia エグゼクティブのご案内
「ITmedia エグゼクティブは、上場企業および上場相当企業の課長職以上を対象とした無料の会員制サービスを中心に、経営者やリーダー層向けにさまざまな情報を発信しています。入会いただくとメールマガジンの購読、経営に役立つ旬なテーマで開催しているセミナー、勉強会にも参加いただけます。 勉強会のスケジュールはこちら
ぜひこの機会にお申し込みください。
入会希望の方は必要事項を記入して申請ください。審査のうえ登録させていただきます。
- 入会条件:
- 上場企業および上場相当企業の課長職以上
※入会は無料です
エグゼクティブコンテンツ
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
「CISOは1人の経営者たれ」――ログの先の人を思う、LayerX CISO 星氏
-
2
「人間洗濯機」が高齢者施設に 福祉の現場に万博技術導入 人手不足解消や産業成長に期待
-
3
高島屋・村田善郎社長 挑戦続けるアバンギャルドな百貨店 ベトナムや新型SCに重点投資 My Vision
-
4
なぜコーポレートITはコスト削減率が低いのか――既存産業を再定義することでDXを推進
-
5
ITmedia エグゼクティブ勉強会スケジュール
-
6
森ビルが挑む、DXを通じた「ヒルズライフ」の充実とコア領域の内製化
-
7
どの区立中からも通えるオンライン将棋部発足 休日はリアル、プロ級も指導 東京都大田区
-
8
第52回:「管理」する時代は終わった──AI時代、マネジャーに残された本当の仕事とは?
-
9
本田技研工業のDXはボトムアップとトップダウンで“Hondaらしく推進”
-
10
公共交通インフラの使命を軸に、事業継続への攻めと守りを大胆に実行する - JAL 鈴木氏
ITmedia エグゼクティブ SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaエグゼクティブをフォロー