ITmedia エグゼクティブ勉強会リポート
背骨、肩甲骨、股関節の調整で良い声を――超体育会系発声法「声トレ塾」(2/2 ページ)
その後、カイロボーカリゼーションという声を出しやすくするためのマッサージで肩、背中の緊張を緩め、さらにボイスストレッチで背中、ウエスト、首周りの筋肉を伸ばしてから、呼吸の力で身体を響かせる発声法を練習。その後に再度、ゼファーの森を一人ずつ読み、どのように声の印象が変化したかをフィードバックし合った。
伝えたい内容で響かせ方や音の高低を変える
声が出ない要因の一つは、ちゃんと息を吐けていないことである。緊張しているときも同じ。また、テンションが上がってくると、呼吸が浅くなり、早口になるため、だんだん話すのも辛くなる。ゆったりと呼吸できる身体を作り、呼吸のリズムに合わせて、呼吸に言葉をのせていく。これにより、落ち着いた印象や安心感を与えやすくなる。
「息を吐くと、筋肉の緊張を緩めることができるので、声も響きやすくなる。今日は、基本的なトレーニングにより、身体の響きで声を出す方法を紹介した。これにより、少し低い周波数の声を出すトレーニングを行った。トレーニング後は、同じ詩を圧倒的にゆったりと読めたのを感じてもらえたのではないかと思う」(新生氏)
声を太く響かせて低い周波数の成分を強く出すことを響きを「掘る」と呼び、低い周波数の成分を少し削って中域の成分を強く出すことを響きを「当てる」と呼ぶ。響きを掘ると「感情」を伝えやすくなる。逆に、響きを当てると「情報」になり、聞き取りやすくなる。ナレーションでは響きを掘ると感情や情景が伝わりやすく、響きを当てるとアナウンスのように聞きやすくなる。
新生氏は、「例えばアメフトのコーチとして、子供に教えるときの最初のあいさつは、“おはようございま~す!”と少し高い声で優しく、明るい印象を与えようとするが、社会人チームのコーチ時代、ビッグゲーム前の大事なミーティングを始めるあいさつは“おはようございます!”と低い声を響かせることで重みを感じさせるようにしていた。伝えたい内容で、響かせ方や音の高低を変えることが重要なポイントになる」と締めくくった。
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