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1万人の諸先輩が語る30代の後悔――一生懸命だけではうまくいかない時代、どう生きればいいのかビジネス著者が語る、リーダーの仕事術(3/3 ページ)

人生を左右する大きな選択を迫られることが増える30代。自分の強み、自分の力を発揮する場所としてどの領域を選択するかが、その後の40代の収穫を決める。

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真面目だけではうまくいかなかった――新しい価値は真面目からは生まれない

 「遊んでいる人ほどうまくいく」といったら極端ですが、どうやら言われたことを真面目にコツコツこなしても、30代では戦力として評価されることはなくなってしまいました。

 太古の昔から勤勉であることは、日本人の美徳としてずっと共有されてきましたが、現在の50代や定年を迎えた諸先輩が口々にいうのは「真面目だけではうまくいかなかった」という後悔なのです。

 結局のところ成熟期を迎えた日本企業にとって、もはや言われたことだけをコツコツこなすだけの人材は大衆人材、コモディティー人材と評され、戦力としてはカウントされない存在となってしまいました。そのような業務に携わる人にはコストはかけられないので、システムに置き換えるとか、アウトソーシング、派遣社員を登用するのは経営上当たり前のことです。

 30代でコモディティー人材にならないためには、どれだけプラスアルファの価値が生み出せるかが重要になります。そのためには自分で自分の仕事に勝手に線を引いたりせずに、あらゆることに首を突っ込んで、そのヒントをつかみ取る行動が不可欠です。自分の好奇心のアンテナを一層高くして新しい価値探しに明け暮れようではありませんか。

著者プロフィール:大塚 寿(おおつか ひさし)

1962年、群馬県生まれ。株式会社リクルートを経て、ヤマメの養殖で留学資金を作り渡米、アメリカ国際経営大学院(サンダーバード校)MBAを取得。現在、オーダーメイド型企業研修および法人営業コンサルティングを展開するエマメイコーポレーション代表取締役。また、株式会社宣伝会議の提案営業力養成講座の講師としても活躍中。

著書に「30代を後悔しない50のリスト」「40代を後悔しない50のリスト」(ダイヤモンド社)、「職場活性化の『すごい!』手法」「リクルート流」「リクルート式」「25歳からの社会人力」「売れる営業、売れない営業」(以上、PHP研究所)、「資料送っておいてと言われたらチャンスと思え!」(双葉新書)、「バイトでも億稼ぐ不況なのに元気のいい会社」(徳間書店)、「オーラの営業シリーズ」(Nanaブックス)、共著に「伝わる化」「法人営業バイブル」「転職力」(以上、PFP研究所)「部下のやる気を2倍にする方法」(ダイヤモンド社)がある。


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