2分でわかる! ビジネス名著100冊のエッセンス:ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術(2/2 ページ)
スポーツ選手、歌手など世界で成功を収めている人は日々トレーニングを重ねている。ビジネスマンにとってのトレーニングとは何だろうか。それは「読書」ではないか。
成功は読書の量に比例する
世の中には、スポーツ選手、タレント、歌手などの世界で成功を収めている方々がいます。その方々の多くは、日々のトレーニングを重ねて成功をつかんでいったのだと思いますでは、ビジネスマンにとってのトレーニングとは何か? サッカー選手でいうところのリフティングみたいなものが「読書」なのではないかと思います。
ビジネスマンで実績を出して本を書いてるような方は、みなさんものすごくいっぱい本を読んでいます。そういった意味でも、これまで10冊だった方は100冊、100冊だった方は1000冊という形で、量をある程度読むことによって、間違いなく仕事にプラスの成果が出るということは、わたし自身も実感しています。ですから「成功は読書の量に比例する」という言葉も、全然、大げさではありません。
読書によって、色んな方の人生体験を知ることができますし、場合によってはノーベル経済学賞を取ったような方の理論が1冊にまとまっていたりします。それを応用することができれば、ノーベル賞級の理論をインプットし、自分の仕事に生かすことも不可能でないのです。
どんな人でも楽しめるビジネス書
100冊のビジネス名著のエッセンスが凝縮された本書ですが、まず一番読んで欲しいのは、本書で紹介された100冊のうち1冊も読んだことがないという人です。今まで、ビジネス書を「面倒くさい」「興味がない」と言って毛嫌いしていた方に、最初の一歩として読んでもらえたら一番嬉しいです。
中にはページ数が少ない本もありますし、ジャンルも豊富に取り揃えているので興味の湧くテーマが必ず見つかるはずですので、ビジネス書初心者の方には特にオススメしたいです。みなさんの部下に、そういった方がいたらぜひ読ませてあげてください。
また、興味半分で「これは読んだことある」「これは読んだことなかったな」というような形で、100冊のうちの半分以上を読んでいない方には、予習復習を兼ねて読んでもらいたいです。特定のジャンルの本しか読まない方には新しい出会いと発見があるでしょうから、ビジネス書中級者、上級者へとステップアップをして、自分のビジネスを飛躍させるチャンスでもあります。
最終的にマニアックなことを言えば、同業者や100冊全部を読んでいる書評ブロガーのような方に読んでもらい「水野俊哉はこういうふうにまとめたのか」「でも、俺だったらこうまとめるな」「こういう見方もあるんだぞ」と、ご意見をもらい、切磋琢磨しながら、より見識を広げていければ最高です。
世の中にはさまざまなジャンルの本があります。その中で、ビジネス書の役割は「読んだ人のクオリティ・オブ・ライフの向上」にあると思っています。本書が、あなたのクオリティ・オブ・ライフの向上につながり、大きな成功をつかむための一助になることを願っております。
著者プロフィール:水野 俊哉 (みずの としや)
1973年生まれ。累計数千冊のビジネス書を読破。ビジネス書の全てを知り尽くしたビジネス書作家/書評家。会社経営を経て2008年『成功本50冊「勝ち抜け」案内』(光文社)でデビュー。商業出版を目指す後進たちを支援する「水野俊哉主催出版セミナー」や出版プロデュース業も行っている。
主著に『知っているようで知らない「法則」のトリセツ』(徳間書店)、『「成功」のトリセツ』(角川学芸出版)、『徹底網羅!お金儲けのトリセツ』(PHP研究所)、『お金持ちになるマネー本厳選50冊』(講談社)やビジネス私小説『幸福の商社、不幸のデパート』(大和書房)、『「成功」のトリセツ』(角川学芸出版)などがある。
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