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意外に楽しい自分史づくり――平均寿命80歳以上の今セカンドライフを考えるITmedia エグゼクティブ勉強会リポート(2/2 ページ)

自分史という言葉を聞いたことがあるだろうか。年を取ってから本を出版するというイメージがあるが、もっと気軽に自分の生きてきた歴史を何らかの形でまとめればよい。表現方法は、さまざまある。

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自分史を作りセカンドライフを考える

 自分史を作るのは、非常に簡単である。1枚の紙を用意して、表を作成し、縦の欄に「西暦(和暦)」「社会の動き」「学校・仕事」「家族・家庭」「友人・出会い」「健康・環境」「趣味・遊び」「その他」を、横の欄に生まれた歳から現在までの「西暦(和暦)」と「年齢」を書き込み、それぞれの歳にあった出来事を記入していく。


「私の__歳代ワーク」

 例えば、生まれて初めての記憶、うれしかったこと、悲しかったこと、楽しかったこと、腹立たしかったこと、転機となったこと、逆境を乗り越えたこと、後悔していること、やり直してみたいこと、初めての経験などを、5W1H(いつ、どこで、だれが、何を、どのように、どうした)で書き込んでみる。

 また、縦の欄のキーワードに基づいて、歴史的な出来事や事件、事故、テレビ番組、流行した歌、映画、ベストセラー小説、流行語など。さらに学歴や業務経歴、取り組んでいたスポーツ、個人的に出会った人、結婚、出産、病歴、引っ越し、趣味などを、思いつくままに書き込んでいくことで自分史を完成させることができる。

 次に作成した自分史もともにして、セカンドライフを考えてみる。セカンドライフを考えていくためには、まずは「現在」「過去」「未来」「キャッチフレーズ」「タグ」という項目で構成されている「私のプロフィールワーク」というシートを作成することからスタートする。


「私のプロフィールワーク」

 私のプロフィールワークは、例えば「現在」の欄には、「いまやっていること」や「興味があること」などを、「過去」の欄には、「自分が好きだったこと」や「褒められたこと」などを、「未来」には、「本当にやりたいこと」や「そのためにどのようなセカンドライフをおくりたいか」などを記述する。

 記述した「現在」「過去」「未来」をストーリーとしてつなげることで、自分のセカンドライフを組み立ててみる。組み立てたストーリーをグループで話し合い、フィードバックを得ることで、さらにイメージをふくらませる。これを繰り返すことで、自信のセカンドライフのあり方を明確にすることができる。

 このときのルールを高橋氏は、「まず積極的に参加すること、否定的な意見を言わないこと、そしてプライベートな内容も含まれるので、ほかの場所で他言しないことに気をつけることが重要になる。これをきっかけに、自分史の作成やセカンドライフを考えるきっかけにしてほしいと思っている」と話している。

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