東京のかき氷シーンは、年を重ねるごとに盛り上がっています。多くの店が個性を打ち出すべく、これまでかき氷には使用されてこなかった食材や斬新な素材の組み合わせなどを駆使し、新しいメニューを次々に生み出しているのです。一年中かき氷が食べられる店が増えたとはいえ、ベストシーズンは夏。ここでは、タイムアウト東京エディターで、かき氷を愛してやまないケイラ イマダ一部監修のもと、暑い日にはしごしてでも巡ってほしい店を紹介します。
2019年5月池尻大橋へ移転オープンした、氷ゆきとなつは、西荻窪に週末限定でオープンし、瞬く間に人気店となったかき氷専門店です。同店の特徴は、ムースのような泡状のエスプーマを使用したふわふわの氷の口溶けの良い食感。そして、インパクト抜群の楽しいビジュアル。おすすめは、7月中旬から通常メニューとして提供予定の『6種のフルーツタルト』(価格未定)。季節のフルーツがかき氷のてっぺんに盛り付けられ、底にチーズクッキーが敷かれたこだわりの一皿です。月曜は夜22時まで営業しており、今後アルコールを使用したメニューも開発予定とのことです。
次に紹介するのは、北品川にある喫茶店のような甘味処、いちょうの木。女性店主が1人で切り盛りする店で、豊富な種類のかき氷が一年中楽しめます。独創的なビジュアルが特徴で、カメラを磨いて訪れましょう。ここで味わってほしいのは、秋ごろまで提供する、月型のクッキーが愛らしい「ペーパームーン」(900円)。アールグレイティーにライチ果汁を加えたオリジナルシロップに、コーンフレークやパイを合わせた一品です。なお、夏場(7〜9月)の入店は記名をして受付、人数が埋まり次第終了となるので、オープン時間を確認して早い時間に訪れるのがおすすめです。
少し変わったかき氷を味わいたいのなら、麻布十番にある野菜スイーツ専門店の麻布野菜菓子へ。夏季限定で、トマトやナス、アボカドなど意外な材料を使用したかき氷を提供しています。厳選された野菜のため、かき氷にも見事にマッチ。おすすめは「ほうれん草と抹茶」950円)。腹に余裕があれば、2019年の新作「茄子と赤ワインのかき氷」(1000円)も試してみてください。
その他の詳しい情報は「東京、かき氷30選」で紹介しています。リストを参考に、都内のかき氷店を巡ってみてはいかがでしょう。
著者プロフィール:タイムアウト東京 編集部
タイムアウト東京は、ロンドンを中心に、ニューヨーク、上海、クアラルンプール、テルアビブ、アムステルダム、シドニーなど、世界108都市39カ国に広がるメディア、タイムアウトの東京版です。「本当に素晴らしいものは、世界のどこであれ誰であれ感動を与えてくれる」という考えの下、日本の優れたヒト、モノ、コト、コンテンツ、サービスを英語・日本語のバイリンガルで発信しています。
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