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東京、汁なし麺タイムアウト東京のオススメ

東京の街の“ローカルエキスパート”が、仕事の合間に一息つけるスポットやイベントを紹介します。

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 定番となったラーメンジャンル「汁なし麺」。「まぜそば」や「油そば」など店によってさまざまな呼称がありますが、基本的な特徴はラーメンの醍醐味(だいごみ)であるスープを入れず、麺と具材、たれのみで勝負していることです。ここでは、東京で味わえる注目の店を紹介します。都心から少し離れた店も多いが、温かくなってきた今、少し足を延ばして出掛けてみてはいかがでしょう。


創業1958年と歴史が長い老舗

 武蔵境駅から東小金井方面に10分ほど歩いた場所にあるラーメン店、「珍珍亭」。創業1958年と歴史が長く、油そば発祥の店といわれる老舗です。

 看板メニュー「油そば」は、しょうゆベースのこってりスープにもちもちの太麺、新鮮なネギが相性抜群で、素朴ながら癖になる味わい。トッピングのチャーシューや卵はシンプルな味付けで、濃いスープとのバランスがちょうど良いです。卓上に置いてあるラー油や酢、こしょうを加えれば、最後の一口まで飽きることなく堪能できます。油そば好きの人には、ぜひ元祖の味を確かめてみてください。


バル風カウンター席のこぢんまりとした店

 「まぜそば 三ツ星」は、恵比寿駅西口から徒歩4分、バル風カウンター席7席のこぢんまりとした店です。

 エスニック系のメニューを中心としたまぜそばと担担麺が看板のメニューで、「定番まぜそば」は、「豚」「和牛」「ブリ」「ラム」「ベジ」の5種類からメイン食材を選んで注文するスタイル。基本の具材としてピーナッツやバナナチップ、青のり、干しエビ、ネギ、フライドオニオン、天かす、山椒(さんしょう)、魚粉などの具材が混ざった、まさに「まぜそば」な仕上がりが特徴です。

 具材をしっかりと混ぜ合わせると、エスニックな風味がやみつきになる一杯が完成。卓上には「味変」用のスパイスも置かれ、最後までさまざまな味が楽しめるのもうれしいポイントです。その他のメニューには、本格的な「汁なし担々麺」、パクチーやハバネロが入った「55担々麺」、魚介だしのきいた「奥沢担々麺」など、多種多様なメニューがそろいます。


ミシュランガイドのビブグルマンを獲得

 「らぁ麺やまぐち 辣式」は、ミシュランガイドのビブグルマンを獲得しているラーメン屋です。名物のパクチーが乗った「特麻婆まぜそば」は、山椒(さんしょう)がピリッときいた一杯です。もし、辛さが足りない人は机上にある青山椒を追加しましょう。青山椒は、若い花椒(ホアジャオ)から取れるもので、これを追加すると一気にしびれがやって来ます。ラー油や山椒を控えめ、抜きにすることもできるので、辛いものが得意でない人は店員に一声かけることを勧めます。

 「特麻婆まぜそば」に負けない人気を誇る「味玉入り塩らぁめん」も注目メニュー。こちらは、瀬戸内産の「海人の藻塩」、沖縄産の「ぬちまーす」、福建省の「福塩」と、3種類の塩をブレンドしたたれを使った優しい味わいの一杯です。

 その他、「東京、汁なし麺20選」では、薫製の香りが特徴の油そばや、煮干しラーメンをイタリアンにアレンジした汁なし麺など、ぜひ味わってもらいたい汁なし麺を紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

著者プロフィール:タイムアウト東京 編集部

タイムアウト東京は、ロンドンを中心に、ニューヨーク、上海、クアラルンプール、テルアビブ、アムステルダム、シドニーなど、世界108都市39カ国に広がるメディア、タイムアウトの東京版です。「本当に素晴らしいものは、世界のどこであれ誰であれ感動を与えてくれる」という考えの下、日本の優れたヒト、モノ、コト、コンテンツ、サービスを英語・日本語のバイリンガルで発信しています。


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